気候変動問題の解決に向けたイノベーションの重要性について議論する「ICEF(Innovation for Cool Earth Forum)」は、日本のイニシアチブにより2014年に設立された国際的なプラットフォームです。世界各国からエネルギー・環境分野をリードする有識者や指導者をまねき、イノベーションによって気候変動問題の解決をはかるため、産官学の議論と協力をうながすことを目的としています。
今回は、会議全体のメインテーマを、「2050年カーボンニュートラルへのそれぞれの道筋;グローバルな脱炭素化の加速」(Pathways to Carbon Neutrality by 2050; Accelerating the Pace of Global Decarbonization)とし、カーボンニュートラルを達成するための具体的かつ“現実的”な手段、多様なPathways(道筋)に焦点があてられました。
「RD20(Research and Development 20 for clean energy technologies)」は、2019年にG20サミットを契機として日本主導で立ち上げられた国際会議です。クリーンエネルギー技術に関してG20 各国を代表する研究機関のトップが集まり、国際連携を通じた研究開発の促進により、脱炭素社会の実現を目指すことを目的としています。