本会議の成果のひとつは、IEAによるアンモニア発電に関する分析レポート「The Role of Low-Carbon Fuels in Clean Energy Transitions of the Power Sector」の発表です。IEAのビロル事務局長は、「燃料アンモニアは、稼働年数がまだ少ない火力発電所を多く抱えるアジアにおいて、既存の火力発電所の低炭素化に大きな役割を果たす」と述べました。またこの会議の場で、日本のIHI、およびTNB Power Generation社、PETRONAS Gas and New Energy社の3社間で、マレーシアの石炭火力発電所におけるアンモニア混焼に関する協力協定(MOC)が締結されました。これは、アジアにおける火力発電の低炭素化を実現する重要な第一歩です。