小・中学生親子の参加者大募集!大阪・関西万博にて8月19日・20日、エネルギーをテーマに体験プログラムを実施

イベントのイメージ写真

夏休みにお子さまと大阪・関西万博にご来場予定のみなさん、この機会に、「エネルギー」をテーマにした、夏休みの自由研究にも役立つ体験型プログラムに参加してみませんか?「エネこれ」では、これまでも、「エネルギー」をテーマにした大阪・関西万博の展示をご紹介してきましたが、今回は、2025年8月19日(火)・20日(水)の2日間にわたって「ジュニアSDGsキャンプブース」で提供する、エネルギーとその課題について考えて学ぶ体験型プログラムをご紹介します!

体験を通じてエネルギーを学ぶ、3種類のプログラム

この体験型プログラムは、資源エネルギー庁主催で実施するもの。プログラムは両日ともに、①かべ新聞をつくるワークショップ 、②電力バランスを考えるワークショップ、 ③科学実験教室の3種類をご用意しています。いずれもワークを取り入れた参加型の内容で、小学4年生以上の子どものみの参加も可能です。事前申し込み制となっていますので、以下のプログラム内容をご確認の上、リンクよりお申し込みください。

エネルギーとくらしのつながりを考えよう!「かべ新聞」づくり

自分のくらしや好きなこととエネルギーとのつながりについて考え、かべ新聞を制作するヒントを提供するワークショップが、「かべ新聞づくりワークショップ/かべ新聞&ディベートコンテスト優勝者スピーチ」です。

エネルギーは、子どもたちにとって、とっつきにくいイメージがあるかもしれません。そこでこのプログラムでは、マインドマップを用いたワークを通じて、自分の好きなこととエネルギーとの接点を探します。たとえばちょうちょなど昆虫が好きな子どもなら、次のように考えていくと、エネルギーとの接点が見つかります。

エネルギーとの接点を見つけるマインドマップの例です

マインドマップの例:虫を捕まえるのが好き→ちょうちょが好き→最近ちょうちょの生息地が変わっているらしい→気温の変化の影響→気温が変わると生息地の生態系が影響を受ける→気候変動を止めるにはどんなエネルギーを使うか考えなくてはならない

大きい画像で見る

このように、発想を転がしていく中から、「エネルギーは意外と身近な存在。自分ごととして考えなくては」という発見を促し、それをかべ新聞のテーマにします。

また、発見をわかりやすく伝える手段として、印象に残る見出しの付け方などを学びます。プログラムの締めは、これまでの「かべ新聞コンテスト」の優勝者と、ディベート大会優勝者によるスピーチです。そのスピーチの中からも、気づきやヒントが得られることでしょう。

2024年度(令和6年度)「かべ新聞コンテスト」最優秀賞 北海道/札幌市立新川小学校「Shift in thinking 先駆者から伴走者へ」
かべ新聞の作品の一つです

大きい画像で見る

2024年度(令和6年度)「かべ新聞コンテスト」最優秀賞 新潟県/新潟市立濁川小学校「生き物と僕たちの未来新聞」
かべ新聞の作品の一つです

かべ新聞づくりワークショップ/かべ新聞&ディベートコンテスト優勝者スピーチ」
対象年齢:小学生4年生〜小学6年生

なお、「小学生かべ新聞コンテスト」は2025年も作品を募集中です。こちらもぜひご覧ください。

電気がすべてお好み焼きに!?楽しみながら学べるエネルギー落語

「大阪名物で学ぶエネルギー落語体験会」は、おとなも子どもも楽しめるプログラムです。まずは落語、「発電お好み焼き横丁」をお聞きいただきます。話し手は、この落語の作者でもある大阪府八尾市立高安西小学校の山野元気先生。

物語は、発電方法を大阪名物・お好み焼きにたとえながら進みます。親子がお昼を食べに「発電お好み焼き横丁」に出向くと、そこには数軒のお好み焼き屋が。どこが良さそうか、2人はそれぞれのお店のおすすめポイントを聞いて回ることに。さまざまなお好み焼き屋をめぐることで、各発電の特徴が自然とわかるという内容です。

発電お好み焼き横丁
発電お好み焼き横丁のイメージ図です

落語イメージ
山野元気先生が落語を行っている様子です

落語を聞いた後は、参加者が自分の理想の「エネルギーのミックスモダン焼き」を考えてみます。さらに、そのエネルギーミックスが実現性の高いものかどうか、「電力バランスゲーム」で検証。それぞれの発電方法の特徴を深く学んだ上で、ふたたびエネルギーミックスを考えます。落語とゲームで楽しみながら、日本のエネルギーの現状を学ぶプログラムです。

「大阪名物で学ぶエネルギー落語体験会」
対象年齢:小学生4年生〜中学生

むずかしいエネルギー問題を、簡単な実験を通じて体感!科学実験教室

「エネルギー問題を身体で感じる科学実験教室」では、4〜5人のグループで8〜9種類の実験をおこない、普段は体感しづらいエネルギーや地球温暖化など関連する社会問題を身体で感じます。

テーマは大きく3つ。1つめのテーマは、「地球温暖化問題を体感しよう」。温暖化の原因の一つであるCO2は気体のため目には見えませんが、これをペットボトルを使って体感するプログラムです。ペットボトルに入った水に二酸化炭素を加えて振ってみたり、空気が入ったペットボトルと二酸化炭素が入ったペットボトルを温めて温度上昇にどのような違いがあるのかを検証してみたり…。二酸化炭素の地球温暖化への影響を確認してみましょう。

2つ目のテーマは、「実際に発電することで、電力の安定供給のむずかしさや省エネの大切さを体感しよう」。手振り発電機や自転車発電機を使って、発電にどのくらいの労力が必要なのかを体感しましょう。白熱電球とLEDを点灯させるのにどのくらい電気が必要か比較することで、LEDの省エネ性を実感する実験も。また、発電のしくみ「電磁誘導」についても、器具を使って解説します。

手回し発電
手回し発電の写真です

3つ目のテーマは、「さまざまな発電の方法を試してみよう」。講師がデモンストレーションにより、卓上サイズの太陽電池、風力発電、ペルチェ発電(熱から電気をつくる発電法)を紹介します。

最後は、実験で学んだ原理を応用した「永久ゴマ」を使った、コマ回し遊び。回り続ける永久ゴマに、「なぜ止まらないんだろう?」という疑問が湧けば、その興味こそがエネルギーの世界への第一歩となるでしょう。

「エネルギー問題を身体で感じる科学実験教室」
対象年齢:小学生4年生〜中学生

タイムスケジュールとお申し込み方法はこちら

8月19日・20日のタイムスケジュールは表のとおり。申し込みたい枠をクリックすると、予約申し込みページに移動します。いずれも定員40名で、応募多数の場合は7日前抽選となります。詳細はリンク先をご覧ください。

8月19日(火)8月20日(水)
11:00-12:00かべ新聞ワークショップかべ新聞ワークショップ
13:00-14:00エネルギー落語体験会エネルギー落語体験会
15:00-16:00科学実験教室科学実験教室

会場は、大阪・関西万博会場西ゲートから徒歩3分の「サステナドーム」(下のMAP参照)。ちなみに、サステナドームはコンクリートにCO2を固定する技術を用いたカーボンニュートラル/カーボンネガティブコンクリートが使われています。会場を訪れた際は、そんな技術にもご注目ください!

サステナドームMAP
サステナドームの位置を万博の地図上で示しています

大きい画像で見る

お問合せ先

記事内容について

長官官房 総務課 調査広報室

スペシャルコンテンツについて

長官官房 総務課 調査広報室

※掲載内容は公開日時点のものであり、時間経過などにともなって状況が異なっている場合もございます。あらかじめご了承ください。