子どもたちがエネルギーについて調べ、作る「かべ新聞コンテスト」

平成29年度 第3回かべ新聞コンテスト表彰式の受賞者集合写真です

平成29年度 第3回かべ新聞コンテスト表彰式の集合写真

生活や仕事に欠かせない「エネルギー」は、年齢・性別・国を問わず、みんなが考えるべき重要な問題です。そこで、資源エネルギー庁では、子どもたちにもエネルギーについて学び、考えてもらおうと、さまざまなエネルギー教育推進事業をおこなっています( 「子どもたちが学ぶエネルギー問題」 「『エネルギー教育賞』最優秀校から学ぶ、わくわくするエネルギー教育とは?」参照) 。今回は、小学生を対象としたエネルギー教育推進事業、「かべ新聞コンテスト」についてご紹介します。

「かべ新聞」制作を通じて小学生もエネルギーを考える

資源エネルギー庁では、年に1回、小学校4年生~6年生の2人以上のグループを対象に、「わたしたちのくらしとエネルギー」をテーマにしたかべ新聞のコンテストを実施しています。

2017年度のコンテストには、全国から720作品、2,190人の子どもたちが応募。一次審査、また全国5地区で実施した二次審査委員会を経て、41作品が入賞に選ばれました。その中から、2018年1月に行われた最終審査委員会で、以下の賞を決定しました。

・経済産業大臣賞 1作品
・経済産業省資源エネルギー庁長官賞 1作品
・審査委員長特別賞 3作品
・科学技術館奨励賞 3作品
・優秀賞12作品

以下、ぜひ、新聞を拡大してご覧ください。

「経済産業大臣賞」

北海道 北海道教育大学附属札幌小学校「私たちの身近なエネルギー新聞」(PDF形式:10.6MB)

評価ポイント
・あらゆる発電方法のメリットとデメリットを調べた上で、日本のエネルギー自給率がなぜ低いのかを考察している点
・エネルギー全体をテーマにしながらも抽象的な話にとどまらず、「円山動物園」や「札幌市環境プラザ」など具体的な取り組みを取材している点

「経済産業省資源エネルギー庁長官賞」

群馬県 桐生市立新里東小学校「群馬電源タイムス」(PDF形式:17.6MB)

評価ポイント
・群馬県の歴史などを絵札にした郷土カルタ「上毛カルタ」にある「理想の電化に電源群馬」という取り札をきっかけに、群馬県の再生可能エネルギーに焦点をあててわかりやすく書かれている点
・紙面の見やすさ、文字の大きさや色使いなどの全体的な構成と、記事の内容に合った調査・取材がなされている点

さまざまなエネルギーを多面的に調べ、また自分たちの暮らしやふるさとにも結び付く身近な問題としてエネルギーを考えた子どもたち。「エネルギーについてもっと知りたい」という想いが、紙面から伝わってくるようです。

これからも、こうした取り組みを通じて、子どもたちがエネルギーを自分たちの問題として捉え、学び、考える機会を増やしていきたいと考えています。

お問合せ先

長官官房 総務課 調査広報室

※掲載内容は公開日時点のものであり、時間経過などにともなって状況が異なっている場合もございます。あらかじめご了承ください。