
事例集
《 令和6年度
再エネ種別:太陽 》


右:実証実験で使用しているペロブスカイト太陽電池サンプル
当社は、千葉県匝瑳市で太陽光発電を行いながら同時に農作物を育てるソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)事業を行っている。地域の農業を活性化しつつクリーンエネルギーの供給も促進しており、2014年9月、35kW低圧機でスタートして10年、1.2MW、2.7MWの2つのメガソーラー含む27基のソーラーシェアリングを運用、設備容量は6MWに達し「ソーラーシェアリングの郷」と言われるまでになった。売上の一部を地域再生のために活用し【匝瑳システム】の名称で成功事例として広く知られるようになった。
グループ内2つの農業生産法人は、有機農業&不耕起栽培を実施するなど環境負荷の低い栽培を推進している。これまでに16haの耕作放棄地を農地に復活させることができた。
2023年11月、匝瑳市は環境省より脱炭素先行地域に選定された。当社は本事業の中核企業として匝瑳市及び地元企業と連携して脱炭素化事業を進めていく。
1.【地域社会の産業基盤の構築】
ソーラーシェアリング事業で、地域農業を活性化しつつ再生可能エネルギーを供給し、匝瑳市が進める脱炭素先行地域事業にも連携して取り組んでいる。
2.【災害時の地域レジリエンスへの貢献】
2019年9月の台風で広域停電中、ソーラーシェアリングを活用して地域住民向けに無料充電ステーションを運営した。
3.【長期的な事業実行計画】
次世代のペロブスカイト太陽電池の特性を生かした両面装着レンズ型モジュールの基本特許を取得した。関連会社㈱TERRAは、商品化に向けて積水化学工業㈱と2024年8月から匝瑳市で共同実証実験中である。
健全なソーラーシェアリングを知っていただき、自然生態系に配慮し地域の社会課題を解決しながら広めていければと考えています。そのためには47都道府県に優良事例の拠点をつくっていくことと、次世代のペロブスカイト太陽電池とソーラーシェアリングの融合を進めていきます。ソーラーシェアリング技術を全国、世界へ展開し、砂漠緑化にも道筋をつけたいと考えています。地球温暖化を止めるため、グループ会社一丸となって邁進したいと思います。
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