
事例集
《 令和5年度
再エネ種別:太陽 》

電設備とポータブル型の蓄電池を導入

活用されるポータブル型の蓄電池
株式会社アズマは、「エネルギーの地消地産」を目的として、太陽光発電システムと蓄電池を無償で提供する事業『LED’S(Local Energy Direct Supply)』を2020年6月から開始した。この事業は、八女地域の中小企業73社の出資によって設立された地域新電力会社「やめエネルギー株式会社(2017年設立)」と連携して実施している。
本事業は、災害時に備えるとともに、地域経済循環に役立ち、地域内で再エネを活用するエネルギー循環システムを構築する取組である。
2016年の調査データでは、八女市の電力消費量は約2億7,000万kWhで、電気代に置き換えると約53億円である。この電力量を地域内で作り出すために必要となる、約250MWの太陽光発電システムの導入を目指している。
本事業により八女市内で62か所のオンサイト発電所を導入している。無償で太陽光発電システムを導入し、地域の防災レジリエンスの強化と地域経済循環を促進している。具体的には、地域の防災レジリエンス向上に寄与するため、導入した発電設備や蓄電池を非常用電源として地域住民に開放する契約を顧客と締結している。また、発電設備を導入した施設において、消費電力の約50%はそれぞれの施設で発電した再エネ電力で賄っており、環境に優しいだけでなく、電気代の変動リスクの回避といった地域経済の基盤構築にも寄与している。FIT期間終了後は、やめエネルギー株式会社が余剰電力を地域電源として活用していく計画である。
私たちの思いに共感し、エネルギーの地域内循環を意識して活動している全国各地26社の地域の方々と『LED’S推進グループ』を組成し、各地域におけるエネルギーの地域内循環実現に向けて活動しております。「我が町を良くしたい。」は、地域の方々の共通の思いです。カーボンニュートラル実現への取組が、「我が町」の未来に繋がることを発信し続けていきます。
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