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サッシ
対象範囲
サッシ。
ただし、以下のものを除く。
①鉄製又は木製のもの
②片上げ下げ窓及び両上げ下げ窓、片引き窓、引違い窓、引分け窓及び両袖片引き窓、固定窓、すべり出し窓並びにたてすべり出し窓(それぞれ出窓であるものを除く。)に用いられるもの以外のもの
③雨戸、シャッター又は格子と一体となる構造のもの
④外壁に溶接し、及び外壁と接する空洞部をモルタルで埋めることで外壁に取付ける構造のもの
⑤防水紙を使用して防水処理を行う構造のもの以外のもの
⑥建築基準法(昭和25年法律第201号)第2条第9号の2ロに規定する防火設備であるもの
熱損失防止性能
サッシの種類ごとに定めた仕様の窓ガラス及びサッシを用いて、JIS A 4710(2015)又はJIS A 2102-1(2015)若しくはA 2102-2(2011)に規定する方法により求めた熱貫流率(W/(m2・K))にサッシが構成する窓面積(m2)を乗じて得られる数値(W/K)とする。
区分・目標基準値
目標年度以降の各年度において、熱損失防止性能を区分ごとに出荷数量により加重平均した値が、各区分の目標基準値(基準熱損失防止性能※1を区分ごとに出荷数量により加重平均した値)を上回らないようにすること。
※1:算定式により算定した数値。 |
区分 | 区分名 | 基準熱損失防止性能の算定式 |
---|---|---|
片上げ下げ窓及び両上げ下げ窓に用いられるサッシ | 上げ下げ | q=2.54S0.79+1.02S0.88+0.12S1.06 |
片引き窓、引違い窓、引分け窓及び両袖片引き窓に用いられるサッシ | 引違い | q=2.21S0.91+1.38S0.94+0.14S0.99 |
固定窓に用いられるサッシ | FIX | q=1.71S0.89+1.27S0.97+0.28S1.03 |
すべり出し窓に用いられるサッシ | すべり出し | q=1.71S0.86+1.30S0.92+0.40S1.08 |
たてすべり出し窓に用いられるサッシ | たてすべり出し | q=1.49S0.77+1.56S0.87+0.37S1.12 |
備考 | S は、サッシが構成する窓の面積(単位 平方メートル) |
目標年度
2022年度以降の各年度
省エネ効果
●区分名が「上げ下げ」のものについては、目標年度(2022年度)において2012年度比6.40%の性能改善見込み。
●区分名が「引違い」のものについては、目標年度(2022年度)において2012年度比15.49%の性能改善見込み。
●区分名が「FIX」のものについては、目標年度(2022年度)において2012年度比7.81%の性能改善見込み。
●区分名が「すべり出し」のものについては、目標年度(2022年度)において2012年度比3.04%の性能改善見込み。
●区分名が「たてすべり出し」のものについては、目標年度(2022年度)において2012年度比6.94%の性能改善見込み。
※代表的なサッシのサイズで試算。 |
表示事項
●品名又は形名
●区分名
●熱損失防止性能
●製造事業者等の氏名又は名称
表示場所
性能表示のあるカタログ又はサッシの選定にあたり製造事業者等により提示される資料の見やすい箇所。
勧告及び命令の対象となる要件
製造、加工又は輸入の事業を行う者に係る、年間の生産量又は輸入量(国内向け出荷に係るものに限る。)が94,000窓以上。