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複層ガラス

 

対象範囲


複層ガラス。
ただし、以下のものを除く。

①ステンドグラスを用いたもの

②複層ガラスを構成する板ガラスの厚さの総和が1センチメートルを超えるもの

③JIS R 3221(2002)に規定する熱線反射ガラス

 

熱損失防止性能


JIS R 3107(1998)※1に規定する方法により求めた熱貫流率(W/(m2・K))とする。

※1:真空ガラスを用いた複層ガラスにあっては別途方法を設定。

 

区分・目標基準値


目標年度以降の各年度において、熱損失防止性能を出荷面積により加重平均した値が、各区分の目標基準値(基準熱損失防止性能※2を出荷面積により加重平均した値)を上回らないようにすること。

※2:中空層の厚さが2mm以上16mm以下の複層ガラスにあっては、算定式により算定した数値。

中空層の厚さ基準熱損失防止性能又はその算定式
2mm未満3.85
2mm以上16mm以下U=-1.00In(X)+4.55
16mm超1.77
備考
  1. 「中空層の厚さ」とは、並置した板ガラス等の間に生じる間隙(以下「中空層」という。)の距離とする。この場合において、1 枚の複層ガラスに複数の中空層を有するときは、当該中空層の距離の総和とする。
  2. U及びXは、次の数値を表すものとする。
    U:基準熱損失防止性能(単位 ワット毎平方メートル毎ケルビン)
    X:中空層の厚さ(単位 ミリメートル)
  3. ln は自然対数を表すものとする。

 

目標年度


2022年度以降の各年度

 

省エネ効果


目標年度(2022年度)において2012年度比7.33%の性能改善見込み。

※中空層厚み別の出荷シェアが2012年度のものと変わらないと仮定した場合。

 

表示事項


●品名又は形名

●熱損失防止性能

●製造事業者等の氏名又は名称

 

表示場所


性能表示のあるカタログ又は複層ガラスの選定にあたり製造事業者等により提示される資料の見やすい箇所。

 

勧告及び命令の対象となる要件


製造、加工又は輸入の事業を行う者に係る、年間の生産量又は輸入量(国内向け出荷に係るものに限る。)が110,000m2以上。