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断熱材
対象範囲
断熱材(押出法ポリスチレンフォーム、硬質ポリウレタンフォーム、ガラス繊維(グラスウールを含む。以下同じ。)又はスラグウール若しくはロックウールを用いたものに限る)。
ただし、以下のものを除く。
①真空断熱材
②硬質ポリウレタンフォームを用いた断熱材のうち面材を有しないもの
③硬質ポリウレタンフォームを用いた断熱材のうち吹付式のもの
④ガラス繊維、スラグウール又はロックウールを用いた断熱材のうち吹込式のもの
⑤ガラス繊維 を用いた断熱材のうち密度が24キログラム毎立方メートル以上のもの
熱損失防止性能
JIS A 9521(2017)に規定する方法により測定した熱伝導率(W/(m・K))とする。
区分・目標基準値
目標年度以降の各年度において、熱損失防止性能を区分ごとに出荷面積により加重平均した値が、各区分の目標基準値を上回らないようにすること。
区分 | 区分名 | 〈目標基準値〉 基準熱損失防止性能 | |
---|---|---|---|
断熱材の基材 | 断熱材の種類 | ||
押出法ポリスチレンフォーム | ― | 押出法ポリスチレンフォーム断熱材 | 0.03232 |
ガラス繊維 | ― | グラスウール断熱材 | 0.04156 |
スラグウール又はロックウール | ― | ロックウール断熱材 | 0.03781 |
硬質ポリウレタンフォーム | 2種 | 硬質ウレタンフォーム断熱材2種 | 0.02216 |
3種 | 硬質ウレタンフォーム断熱材3種 | 0.02289 |
備考 |
|
目標年度
【押出法ポリスチレンフォーム、ガラス繊維、スラグウール又はロックウールを基材とする断熱材】
●2022年度以降の各年度
【硬質ポリウレタンフォームを基材とする断熱材】
●2026年度以降の各年度
省エネ効果
●押出法ポリスチレンフォーム断熱材については、目標年度(2022年度)において2012年度比6.19%の性能改善見込み。
●グラスウール断熱材については、目標年度(2022年度)において2012年度比6.04%の性能改善見込み。
●ロックウール断熱材については、目標年度(2022年度)において2012年度比0.50%の性能改善見込み。
●硬質ウレタンフォーム断熱材のうち断熱材の種類が2種のものについては、目標年度(2026年度)において2016年度比3.40%の性能改善見込み、3種のものについては、目標年度(2026年度)において2016年度比4.23%の性能改善見込み。
表示事項
●品名又は形名
●区分名
●熱損失防止性能
●製造事業者等の氏名又は名称
表示場所
断熱材(包装材を含む。)の見やすい箇所及び性能表示のあるカタログ又は断熱材の選定にあたり製造事業者等により提示される資料の見やすい箇所。
勧告及び命令の対象となる要件
製造、加工又は輸入の事業を行う者に係る、年間の生産量又は輸入量(国内向け出荷に係るものに限る。)が180,000m2以上。