29
ショーケース
対象範囲
ショーケース。
ただし、以下のものを除く。
①冷蔵又は冷凍の機能を有しないもの
②JIS B 8631-2(2011)の対象となるもの以外のもの
③冷凍機を、ショーケース本体を設置する場所とは別の場所に設置するもの
④冷凍機を内蔵するもののうち、次に掲げるもの
イ.その内部のものを取り出す扉を有するものであって、冷気自然対流形のもの(上面に透光性の材料を使用したものを除く。)
ロ.上面が開放されておらず、かつ、側面のうち三面に透光性の材料を使用したもの
ハ.高さが1,650mmを超えるもの、又は電動機の定格消費電力の合計が300ワットを超えるものであって、冷凍機をショーケース本体の上部に有するもの
ニ.上面が開放されておらず、かつ、側面のうち少なくとも一面が常時開放されているもののうち、エアカーテン(ショーケースの周囲の温度等によるその内部に及ぼす影響を低減するための空気流をいう。ホにおいて同じ。)を発生させないもの、又は発生させるものであって奥行きの最大の外形寸法が800mm以上のもの
ホ.上面にエアカーテンを発生させるものであって、その内部の平均温度が15度のもの、冷気自然対流形のもの又は陳列室(その内部のものを保冷状態で陳列するための室をいう。)が二つあるもの
ヘ.注文者の指図に基づき定められた筐体寸法、送風機、冷凍機若しくはヒーターの能力、断熱性能又は照明性能の仕様に従ってその注文者のために製造されたものであって、年間の出荷台数が10台未満のもの
エネルギー消費効率
JIS B 8631-2(2011)付属書JAに規定する方法により測定した年間消費電力量(kWh/年)。
区分・目標基準値
目標年度以降の各年度において、エネルギー消費効率を区分ごとに出荷台数により加重平均した値が、各区分の目標基準値(基準エネルギー消費効率※1を区分ごとに出荷台数により加重平均した値)を上回らないようにすること。
※1:算定式により算定し、小数点以下を四捨五入した数値。 |
区分 | 基準エネルギー消費効率の算定式 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
区分名 | 外気の遮断 | 形状 | 温度帯 | 冷却方式 | 扉の形態 | ||
1A | クローズドタイプ | 箱型 | 冷蔵 | 冷気強制循環形 | スイングスライド | E=2.24V1+150 | |
1B | 四面・五面ガラス式 | スイング | E=4.16V2+85 | ||||
1C | リーチイン(冷凍機が下置きのもの) | E=2.61V3-217 | |||||
1D | スライド | E=0.822V3+694 | |||||
1E | 冷凍 | スイング | E=5.08V3+4274 | ||||
1F | ガラストップ式 | 冷気自然対流形 | スライド | E=4.11V2+440 | |||
1G | 冷気強制循環形 | E=19.5V2+1643 | |||||
2A | オープンタイプ | 多段形(天井吹出形)(薄形) | 冷蔵 | 中温 | 冷気強制循環形 | ― | E=11.6V4-440 |
2B | 高温 | E=8.31V4-3 | |||||
2C | 平形(片面) | 低温 | E=17.9V2+1577 | ||||
2D | 中温 | E=5.03V2+1214 | |||||
2E | 冷凍 | 低温 | E=13.4V2+4321 | ||||
2F | 中温 | E=20.7V2+1558 |
備考 |
|
目標年度
2020年度以降の各年度
省エネ効果
目標年度において2007年度比約32%の効率改善見込み。
表示事項
●品名及び形名
●区分名
●冷却内容積
●製品奥行き寸法
●エネルギー消費効率
●製造事業者等の氏名又は名称
表示場所
本体の見やすい箇所。
勧告及び命令の対象となる要件
製造又は輸入の事業を行う者に係る、年間の生産量又は輸入量(国内向け出荷に係るものに限る。)が100台以上。