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電気温水機器(ヒートポンプ式給湯器)

 

対象範囲


電気温水機器(ヒートポンプ(二酸化炭素を冷媒として使用するものに限る。)を用いるものに限る)。
ただし、以下のものを除く。

①暖房用のもの

②業務用のもの

 

エネルギー消費効率


ヒートポンプを運転しているときに、循環する湯水に与える単位時間あたりの熱量(MJ)と消費電力量(kWh)との比を用い、ふろ保温機能を有するものについては、「年間給湯保温効率」とし、ふろ保温機能を有しないものについては、「年間給湯効率」とする。測定方法はJIS C 9220に規定する方法による。

 

区分・目標基準値


①目標年度が2017年度以降の各年度(2024年度まで)のもの

目標年度以降の各年度において、エネルギー消費効率を区分ごとに出荷台数により加重平均した値が、各区分の目標基準値を下回らないようにすること。


区分〈目標基準値〉
基準エネルギー消費効率
区分名想定世帯貯湯容量仕様保温機能貯湯缶数
1標準240リットル未満寒冷地仕様以外のもの一缶2.8
2多缶2.4
3一缶3.0
4多缶2.6
5寒冷地仕様一缶2.3
6多缶2.0
7一缶2.6
8多缶2.3
9240リットル以上
320リットル未満
寒冷地仕様以外のもの一缶2.8
10多缶2.8
11一缶3.2
12多缶2.8
13寒冷地仕様一缶2.3
14多缶2.0
15一缶2.7
16多缶2.3
17320リットル以上
550リットル未満
寒冷地仕様以外のもの一缶3.3
18多缶2.8
19一缶3.2
20多缶2.8
21寒冷地仕様一缶2.7
22多缶2.3
23一缶2.7
24多缶2.3
25550リットル以上寒冷地仕様以外のもの一缶2.9
26多缶2.5
27一缶2.9
28多缶2.5
29寒冷地仕様一缶2.4
30多缶2.1
31一缶2.5
32多缶2.2
33少人数寒冷地仕様以外のもの2.4
342.8
35寒冷地仕様2.0
362.4
備考
  1. 「貯湯容量」とは、JIS C 9220(2011)「家庭用ヒートポンプ給湯機」に規定する湯水を貯蔵できるタンクの容量を指す。
  2. 「寒冷地仕様」とは、JIS C 9220(2011)に規定する冬の寒さが厳しい地域での使用を想定した仕様を指す。
  3. 「保温機能」とは、ふろの湯を循環加温する機能を指す。

②目標年度が2025年度以降の各年度のもの

目標年度以降の各年度において、エネルギー消費効率を区分ごとに出荷台数により加重調和平均した値が、各区分の目標基準値を下回らないようにすること。

区分 <目標基準値>
基準エネルギー消費効率
区分名 想定世帯 貯湯缶数 貯湯容量 仕様
A 少人数 寒冷地仕様以外のもの 3.0
B 寒冷地 2.7
C 標準 一缶 320リットル未満 寒冷地仕様以外のもの 3.1
D 寒冷地 2.7
E 320リットル以上550リットル未満 寒冷地仕様以外のもの 3.5
F 寒冷地 2.9
G 550リットル以上 寒冷地仕様以外のもの 3.2
H 寒冷地 2.7
I 多缶 寒冷地仕様以外のもの 3.0
J 寒冷地 2.7
備考
  1. 「貯湯容量」とは、JIS C 9220(2018)「家庭用ヒートポンプ給湯機」に規定する湯水を貯蔵できるタンクの容量を指す。
  2. 「寒冷地仕様」とは、JIS C 9220(2018)に規定する冬の寒さが厳しい地域での使用を想定した仕様を指す。

 

目標年度


・2017年度以降の各年度(2024年度まで)

・2025年度以降の各年度

 

省エネ効果


目標年度(2025年度)において2017年度比約5%の効率改善見込み。

 

表示事項


●品名及び形名

●区分名

●エネルギー消費効率

●製造事業者等の氏名又は名称

 

表示場所


性能表示のあるカタログ及び取扱説明書の見やすい箇所。

 

勧告及び命令の対象となる要件


製造又は輸入の事業を行う者に係る、年間の生産量又は輸入量(国内向け出荷に係るものに限る。)が 500台以上。