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複合機

 

対象範囲


複合機(複写の機能に加えて、印刷、ファクシミリ送信又はスキャンのうち一以上の機能を有する機械、及び、印刷の機能に加えて、複写、ファクシミリ送信又はスキャンのうち一以上の機能を有する機械(いずれも乾式間接静電式のものに限る))。
ただし、以下のものを除く。

①A2判以上の大きさの用紙に出力することができるもの

②定格入力電圧が100V以外の構造のもの

③原稿台を有しない構造のもの

④モノクローム複合機であって毎分86枚以上の複写又は印刷が可能な構造のもの

⑤カラー複合機であってモノクロームで毎分61枚以上の複写又は印刷が可能な構造のもの

⑥モノクロームで毎分13枚以上の複写又は印刷ができない構造のもの

⑦デジタル式以外のもの

⑧複合機用デジタルフロントエンド(複合機用に設計された電子計算機であって、専ら高度な画像処理を行うために用いられるものをいう。)を内蔵するもの

 

エネルギー消費効率


1週間あたりの消費電力量(Wh/週)から得られる年間消費電力量(kWh/年)とする。

 

区分・目標基準値


目標年度以降の各年度において、エネルギー消費効率を区分ごとに出荷台数により加重平均した値が、各区分の目標基準値(基準エネルギー消費効率※1を区分ごとに出荷台数により加重平均した値)を上回らないようにすること。

※1:算定式により算定し、小数点以下を四捨五入した数値。

区分基準エネルギー消費効率の算定式
区分名カラー複写又はカラー印刷機能の有無複写又は印刷速度
a毎分43枚未満のものEK=2.17X+125
b毎分43枚以上のものEK=8.48X-140
c毎分50枚未満のものEK=4.86X-30
d毎分50枚以上のものEK=8.72X-223
備考
  1. 「複写又は印刷速度」とは、A4 判普通紙へモノクロームで連続複写又は印刷を行った場合の1分あたりの複写又は印刷枚数とする。
  2. EK及びX は、次の数値を表すものとする。
    EK : 基準エネルギー消費効率(単位 キロワット時毎年)
    X : 複写又は印刷速度(ただし、複写又は印刷速度が下限値以下の機器にあっては、下限値の値を用いるものとする。)
      下限値:区分c:22ipm(単位 イメージ毎分)

 

目標年度


2017年度以降の各年度

 

省エネ効果


目標年度(2017年度)において2007年度比約46.8%の効率改善見込み。

 

表示事項


●品名及び形名

●区分名

●複写又は印刷速度

●エネルギー消費効率

●製造事業者等の氏名又は名称

 

表示場所


性能表示のあるカタログ及び取扱説明書の見やすい箇所。

 

勧告及び命令の対象となる要件


製造又は輸入の事業を行う者に係る、年間の生産量又は輸入量(国内向け出荷に係るものに限る。)が500台以上。