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自動販売機

 

対象範囲


飲料を冷蔵又は温蔵して販売する自動販売機(缶・ボトル飲料用自動販売機、紙容器飲料用自動販売機、カップ式飲料用自動販売機)。
ただし、以下のものを除く。

①専ら船舶において用いるためのもの

②専ら鉄道車両において用いるためのもの

③カップ式飲料自動販売機のうち電子冷却(ペルチェ冷却等)により冷却しているもの

④卓上型のもの

⑤ビール(発泡酒を含む。)以外のアルコール飲料用のもの

 

エネルギー消費効率


JIS B 8561(2007)に規定する方法により測定した年間消費電力量(kWh/年)とする。

 

区分・目標基準値


目標年度以降の各年度において、エネルギー消費効率を区分ごとに出荷台数により加重平均した値が、各区分の目標基準値(基準エネルギー消費効率※1を区分ごとに出荷台数により加重平均した値)を上回らないようにすること。

※1:算定式により算定した数値。

区分 基準エネルギー消費効率の算定式
販売する飲料の種類 自動販売機の種別 区分名
缶・ボトル飲料 コールド専用機又はホットオアコールド機 E=0.218V+401
ホットアンドコールド機
(庫内奥行寸法が400mm未満のもの)
E=0.798Va+414
ホットアンドコールド機
(庫内奥行寸法が400mm以上のもの)
電子マネー対応装置のないもの E=0.482Va+350
電子マネー対応装置のあるもの E=0.482Va+500
紙容器飲料 Aタイプ
(サンプルを使用し、商品販売を行うもの)
コールド専用機 V E=0.948V+373
ホットアンドコールド機(庫内が2室のもの) E=0.306Vb+954
ホットアンドコールド機(庫内が3室のもの) E=0.63Vb+1474
Bタイプ
(商品そのものを視認し、商品販売を行うもの)
コールド専用機 E=0.477V+750
ホットアンドコールド機 E=0.401Vb+1261
カップ式飲料 X E=1020〔T≦1500〕
E=0.293T+580〔1500<T〕
備考
  1. Vb:調整庫内容積(温蔵室の実庫内容積に40を乗じて10で除した数値に冷蔵室の実庫内容積を加えた数値)(単位 リットル)
  2. T:調整熱容量(湯タンク容量に80 を乗じた数値、冷水槽容量に15 を乗じた数値及び貯氷量に95 を乗じて0.917 で除した数値の総和に4.19 を乗じた数値)(単位 キロジュール)

 

目標年度


2012年度以降の各年度

 

省エネ効果


2012年度に目標年度を迎えた自動販売機については、目標年度(2012年度)において2005年度比約48.8%の効率改善。

 

表示事項


●品名及び形名

●区分

●実庫内容積(コールド専用機又はホットオアコールド機に限る。)

●調整庫内容積(ホットアンドコールド機に限る。)

●調整熱容量(カップ式飲料用に限る。)

●エネルギー消費効率

●製造事業者等の氏名又は名称

 

表示場所


性能表示のあるカタログ及び機器本体の見やすい箇所。

 

勧告及び命令の対象となる要件


製造又は輸入の事業を行う者に係る、年間の生産量又は輸入量(国内向け出荷に係るものに限る。)が300台以上。