17
自動販売機
対象範囲
飲料を冷蔵又は温蔵して販売する自動販売機(缶・ボトル飲料用自動販売機、紙容器飲料用自動販売機、カップ式飲料用自動販売機)。
ただし、以下のものを除く。
①専ら船舶において用いるためのもの
②専ら鉄道車両において用いるためのもの
③カップ式飲料自動販売機のうち電子冷却(ペルチェ冷却等)により冷却しているもの
④卓上型のもの
⑤ビール(発泡酒を含む。)以外のアルコール飲料用のもの
エネルギー消費効率
JIS B 8561(2007)に規定する方法により測定した年間消費電力量(kWh/年)とする。
区分・目標基準値
目標年度以降の各年度において、エネルギー消費効率を区分ごとに出荷台数により加重平均した値が、各区分の目標基準値(基準エネルギー消費効率※1を区分ごとに出荷台数により加重平均した値)を上回らないようにすること。
※1:算定式により算定した数値。 |
区分 | 基準エネルギー消費効率の算定式 | |||
---|---|---|---|---|
販売する飲料の種類 | 自動販売機の種別 | 区分名 | ||
缶・ボトル飲料 | コールド専用機又はホットオアコールド機 | Ⅰ | E=0.218V+401 | |
ホットアンドコールド機 (庫内奥行寸法が400mm未満のもの) | Ⅱ | E=0.798Va+414 | ||
ホットアンドコールド機 (庫内奥行寸法が400mm以上のもの) | 電子マネー対応装置のないもの | Ⅲ | E=0.482Va+350 | |
電子マネー対応装置のあるもの | Ⅳ | E=0.482Va+500 | ||
紙容器飲料 | Aタイプ (サンプルを使用し、商品販売を行うもの) | コールド専用機 | V | E=0.948V+373 |
ホットアンドコールド機(庫内が2室のもの) | Ⅵ | E=0.306Vb+954 | ||
ホットアンドコールド機(庫内が3室のもの) | Ⅶ | E=0.63Vb+1474 | ||
Bタイプ (商品そのものを視認し、商品販売を行うもの) | コールド専用機 | Ⅷ | E=0.477V+750 | |
ホットアンドコールド機 | Ⅸ | E=0.401Vb+1261 | ||
カップ式飲料 | ― | X | E=1020〔T≦1500〕 E=0.293T+580〔1500<T〕 |
備考 |
|
目標年度
2012年度以降の各年度
省エネ効果
2012年度に目標年度を迎えた自動販売機については、目標年度(2012年度)において2005年度比約48.8%の効率改善。
表示事項
●品名及び形名
●区分
●実庫内容積(コールド専用機又はホットオアコールド機に限る。)
●調整庫内容積(ホットアンドコールド機に限る。)
●調整熱容量(カップ式飲料用に限る。)
●エネルギー消費効率
●製造事業者等の氏名又は名称
表示場所
性能表示のあるカタログ及び機器本体の見やすい箇所。
勧告及び命令の対象となる要件
製造又は輸入の事業を行う者に係る、年間の生産量又は輸入量(国内向け出荷に係るものに限る。)が300台以上。