13

ガス調理機器

 

対象範囲


ガス調理機器。
ただし、以下のものを除く。

①ガス炊飯器

②業務用のもの

③都市ガス13Aのガスグループに属するもの及び液化石油ガス以外のガスを燃料とするもの

④ガスグリル

⑤ガスクッキングテーブル

⑥カセットこんろ

 

エネルギー消費効率

〈こんろ部〉

●JIS S 2103に規定する方法により測定した熱効率(%)とする。

〈グリル部及びオーブン部〉

●1回の調理に要するガス消費量(Wh)とする。

 

区分・目標基準値

〈こんろ部〉

目標年度以降の各年度において、エネルギー消費効率を区分ごとに出荷台数により加重平均した値が、各区分の目標基準値を下回らないようにすること。


区分〈目標基準値〉
基準エネルギー消費効率
ガス調理機器の種別設置形態バーナーの数区分名
ガスこんろ卓上形A51.0
組込形B48.5
ガスグリル付こんろ卓上形2口以下C56.3
3口以上D52.4
組込形2口以下E53.0
3口以上F55.6
キャビネット形又は据置形G49.7
ガスレンジH48.4
備考
  1. 「ガスレンジ」とは、ガスオーブンとガスこんろを組み合わせたものをいう。
  2. 「卓上形」とは、台の上に置いて使用するものをいう。
  3. 「組込形」とは、壁又は台に組み込んで使用するものをいう。
  4. 「キャビネット形」とは、専用のキャビネットの上に取り付けて使用するものをいう。
  5. 「据置形」とは、台又は床面に据え置いて使用するものをいう。

〈グリル部及びオーブン部〉

目標年度以降の各年度において、エネルギー消費効率を区分ごとに出荷台数により加重平均した値が、各区分の目標基準値(基準エネルギー消費効率※1を区分ごとに出荷台数により加重平均した値)を上回らないようにすること。

※1:算定式により算定した数値。

●グリル部

区分 基準エネルギー消費効率の算定式
燃焼方式 調理方式 区分名
片面焼き 水あり I E=25.1Vg+123
水なし J E=25.1Vg+16.4
両面焼き 水あり K E=12.5Vg+172
水なし L E=12.5Vg+101
備考
  1. E 及び Vg は次の数値を表すものとする。
    E:グリル部基準エネルギー消費効率(単位 ワット時)
    Vg:庫内容積(単位 リットル)
  2. 「片面焼き」とは、食材の片側から加熱調理する方式のもの。
  3. 「両面焼き」とは、食材の両面から加熱調理する方式のもの。
  4. 「水あり」とは、グリル皿に水を張った状態で調理する方式のもの。
  5. 「水なし」とは、グリル皿に水を張らない状態で調理する方式のもの
  6. 「庫内容積」とは、焼網面積にグリル皿底面から入口上部までの高さを乗じた数値を小数点以下2桁を四捨五入した数値。

●オーブン部

区分 基準エネルギー消費効率の算定式
設置状態 区分名
卓上形又は据置形 M E=18.6Vo+306
組込形 N E=18.6Vo+83.3
備考
  1. E 及び Vo は次の数値を表すものとする。
    E:オーブン部基準エネルギー消費効率(単位 ワット時)
    Vo:庫内容積(単位 リットル)
  2. 「卓上形」とは、台の上に置いて使用するものをいう。
  3. 「組込形」とは、壁又は台に組み込んで使用するものをいう。
  4. 「据置形」とは、台又は床面に据え置いて使用するものをいう。
  5. 「庫内容積」とは、庫内底面積に庫内高さを乗じた数値を小数点以下2桁を四捨五入した数値。

 

目標年度

〈こんろ部〉

●2006年度以降の各年度

〈グリル部及びオーブン部〉

●2008年度以降の各年度

 

省エネ効果


●2006年度に目標年度を迎えたこんろ部については、2000年度比約15.8%の効率改善。

●2008年度に目標年度を迎えたグリル部については、目標年度(2008年度)において2002年度比約24.0%の効率改善。

●2008年度に目標年度を迎えたオーブン部については、目標年度(2008年度)において2002年度比約25.8%の効率改善。

 

表示事項


●品名及び形名

●区分名

●こんろ部エネルギー消費効率(こんろ部を有するものに限る。)

●グリル部エネルギー消費効率(グリル部を有するものに限る。)

●オーブン部エネルギー消費効率(オーブン部を有するものに限る。)

●製造事業者等の氏名又は名称

 

表示場所


性能表示のあるカタログ及び機器本体の見やすい箇所。

 

勧告及び命令の対象となる要件


製造又は輸入の事業を行う者に係る、年間の生産量又は輸入量(国内向け出荷に係るものに限る。)が5,000台以上。