はじめに

水素は、アンモニアや合成燃料(e-fuel)、合成メタン(e-methane)の基盤となる材料であり、これら水素等は幅広い分野(鉄鋼、化学、モビリティ分野、産業熱、発電等)での活用が期待される、2050年カーボンニュートラル実現に向けた鍵となるエネルギーです。また、アンモニアも幅広い分野(化学や産業熱、船舶、発電等)で活用が期待される次世代エネルギーであり、現時点で規模は小さいものの、肥料や化学製品の原料として既存サプライチェーンが存在しており、欧州では主に水素キャリアとして、アジアでは混焼発電の燃料として、国際海運では船舶燃料として、注目されています。