メリットは、時間を気にせず電気を使えるようになったこと

  • 自家消費
  • Iさん 40代男性
    会社員 愛知県在住 4人暮らし(夫婦、子ども2人)

自家消費に切り替える決め手となったことや、きっかけとなることがあれば教えてください。

太陽光パネルを設置した後から、蓄電池の話は何度か聞く機会がありました。ただ、当時は補助金を活用しても価格がまだ高く、導入するタイミングではないなと考えていました。

今回、固定価格での買取期間が満了するにあたり、蓄電池本体の価格も以前よりも随分安くなっていて、自分で調べた選択肢の中では、いちばん効率よく電気を使えると考えましたので、導入を決めました。

どういったところから情報を収集しましたか?

現在契約している電力会社のサイトで、電力使用量や電気代を確認できたり、その他にも役立つ情報を知ることができるので、いつもチェックしています。固定価格買取制度の説明や満了のスケジュールなどについては国のサイト(どうする?ソーラー)を見て参考にしていました。

蓄電池の情報は、ほぼインターネットからです。太陽光パネルを設置した際にお世話になった販売代理店からたまに蓄電池の案内がくるので、その都度「蓄電池の価格は下がりましたか?」と聞くなど、機会があれば情報収集はしていました。

今はオール電化に切り替えましたが、ガスと併用した場合との比較もしていました。選択肢がたくさんある分、情報量も多くなりましたので少々大変でした。

実際に自家消費に切り替えられて、どうでしたか?メリットやデメリットはありましたか?

買い取り価格がFIT制度期間内に比べ7分の1くらいになったので、自分の家で電気を貯めて、自分たちのために使う、という選択をしました。買取期間の満了は仕方のないことなので、いかに納得のいく選択ができるかは、どれだけ自分で知り、考えられるかが大切だと思います。私にとって納得できる選択ができたように感じています。

我が家はオール電化なので、エコキュートでお風呂のお湯を沸かしたりするのも、電気代が安くなる夜間などに調整していました。蓄電池があれば電気代の高い時間帯に蓄電池の電気を利用することができるため、時間を気にすることなく電気を使うことができるようになり、そういう部分で気が楽になりました。

この先、自家消費や太陽光発電そのものに期待していることはありますか?

固定価格での買取期間が満了してからまだ時間が経っていないので、電力会社も試行錯誤を繰り返している感じがします。今後も様々なメニューが提案されていけば、売電先を考える際や蓄電池の導入を検討する際に納得のいく選択肢も増えることになるので待ち遠しいです。やっぱりみなさんも私と同じく、納得して選びたいと思いますので。

太陽光発電を導入したきっかけや、これまでの付き合い方はどういったものでしたか?

自宅をオール電化にすることを見越して太陽光発電を導入しました。当時はガス料金が結構かかかっていて、電気にした方が安そうだと考えて、導入を決めました。

エコキュートも導入していたので、オール電化のプランで、電気代が安くなる時間になるべく電気を使うようにして生活していました。

今回、固定価格での買取期間が満了すると聞いてどう感じましたか?

10年経てばこの制度が終わるという話は聞いていて、その覚悟はある程度あったのですが、実際に終わるとなると金銭面的に残念に思ってしまう…というのは正直なところです。ただ、今後さらに太陽光発電が広まっていけばますますエコで快適な世の中になっていくかと思いますので、その広がりに関われたことは何となく気分が良いです。

情報収集は確実な対応のための第一歩です。ネットのほかにも太陽光パネルを設置した際の事業者や、お住いの地域の量販店などに相談するなど、ご自身に合った方法で情報を集めてみてください。またお住まいの地域によっては自治体から卒FITに関連した補助や地域ごとのサービスを受けられる可能性があります。お住いの地域から情報収集するといいことがあるかもしれませんね。
その一方で、悪質なセールスを行う事業者の報告もあり、セールスを受けた方の中にはトラブルになっているケースもあるようですので、悪質なセールスにはご注意ください。

「どうする?ソーラー」では悪質なセールスへの注意を呼び掛けています。
(買取期間満了をむかえるみなさま)
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/solar-2019after/caution.html