電力の地産地消が今後のトレンドに

  • 自家消費
  • Sさん 60代男性
    団体職員 東京都在住 夫婦2人暮らし

自家消費に切り替える決め手となったことや、きっかけとなることがあれば教えてください。

1年ほど前に、事業者から蓄電池を使った余剰電力の活用について紹介を受けましたが、その時は蓄電池の価格が高く感じたため、購入には至りませんでした。
でもそれがきっかけとなり買取期間満了後、蓄電池を使って自家消費をするという選択肢があることを知りました。

固定価格での買取期間の満了が近づき、いよいよ今後の対応について情報を集めようとしていたところに、別の事業者からかなり安い価格で蓄電池導入の案内がありました。コストパフォーマンスなどもしっかりシミュレーションもしてくれて、そんなに損はない価格だということがわかったので、納得することができました。国と住んでいる市に補助金を申請できるという話もその時に教えてもらいました。補助金が出るというのが検討する上での決め手になったと思います。

どういったところから情報を収集しましたか?

基本的には、事業者からの話を参考にしていました。
ネットでもいろいろな情報がありますが、直接プロの方に聞いた方が自分が調べるだけでは気づかないようなお得情報を知れたりしますし自分に合っていると思います。分からないことはいろいろ相談してみました。

実際に自家消費に切り替えられて、どうでしたか?メリットやデメリットはありましたか?

申し込みから使用開始まで、半月から1ヶ月程度で対応してもらえたので切り替えのストレスは全くありませんでした。蓄電池取り付けの工事は1日で終わりました。

まだ切り替えてからそこまで時間はたっていないのでメリットを感じる機会はそれほどありませんが、今後災害などがあった時にメリットを実感するんじゃないかな、と考えています。

この先、自家消費や太陽光発電そのものに期待していることはありますか?

私は固定価格買取制度の制度開始からすぐに太陽光発電を導入しましたが、制度をしっかり理解し上手に活用できたように感じています。新たに設立された電力事業者と売電契約を結ぶ選択肢もありますが、今後は地域レベルで余剰電力を活用する「地産地消」という考えがトレンドになっていくかな、と予想しています。最新情報を調べながら今後もうまく太陽光発電と付き合っていければ、と思っています。

太陽光発電を導入したきっかけや、これまでの付き合い方はどういったものでしたか?

家を建てた時から太陽光発電に興味を持っていましたが、固定価格買取制度が開始したころに業者さんから紹介、提案があり太陽光パネルの設置を検討しました。国や市からの補助金が決め手になり導入することになりました。

太陽光で発電した電力は自家消費だけでなく、余剰分を売電することもできたので、上手に制度を活用することができたように思います。

今回、固定価格買取制度の期間が満了すると聞いてどう感じましたか?

制度による固定価格での買取期間が満了することは知っていましたが、具体的な対応方法は正直分からなかったです。単価がいくらくらいになるのかということも、蓄電池の事業者からの説明を受けるまでほとんど知らなかったので、満了前に、しっかりと情報収集をしてきちんと対応方法を検討しておくことが大切、と感じています。

卒FITに伴い、様々な事業者から蓄電池が紹介されています。プラグインハイブリッドカーや、これまでになかった新しい機能を持った蓄電池など、これからも楽しみですね。
その一方で、悪質なセールスを行う事業者の報告もあり、セールスを受けた方の中にはトラブルになっているケースもあるようですので、悪質なセールスにはご注意ください。

「どうする?ソーラー」では悪質なセールスへの注意を呼び掛けています。
(買取期間満了をむかえるみなさま)
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/solar-2019after/caution.html