第2節 自動車等の様々な分野において需要家が多様なエネルギー源を選択できる環境整備の促進

<具体的な主要施策>

1. 燃料電池自動車の普及開始・拡大に係る規制見直し【規制】

水素の安全性について検討を行った上で、圧縮水素スタンドと圧縮天然ガススタンドを併設する際の距離規制について緩和を行うための省令等の改正を2014年4月に、水素及び燃料電池の自動車に関する世界技術規則(gtr)を国内に取り込むための省令等の改正を同年5月に、圧縮水素スタンドにおける液化水素貯槽の設置、付属冷凍設備(プレクール設備)の設置、複合材料を使用した蓄圧器の設置に関する技術基準等についての省令等の改正を同年11月に行いました。

2. 次世代自動車充電インフラ整備促進事業【2012年度補正予算:1,005.0億円】

ガス欠ならぬ『電欠』なき日本を目指し、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車の充電設備の設置に対する補助を拡充し、充電器の購入費に加えて一部工事費についても助成する補助制度を2013年3月から開始しました。この中で、地域特性等を踏まえたインフラ整備を実現するため、自治体等にインフラ整備のための充電器設置計画(以下「ビジョン」という。)の策定を促し、当該ビジョンに基づいて設置される充電器への補助率の優遇(1/2→2/3)を図っています。