第2節 ガスシステム及び熱供給システム改革の推進
1.ガスシステム改革小委員会における議論
電力システム改革とあいまって、ガスが低廉・安全かつ安定的に供給され、消費者に新たなサービスなど多様な選択肢が示されるガスシステムの構築に向け、小売の全面自由化、LNG基地の在り方も含めた天然ガスの導管などの供給インフラのアクセス向上と整備促進や、簡易ガス事業制度の在り方などの改革について検討するため、2013年11月に総合エネルギー調査会基本政策分科会の下に「ガスシステム改革小委員会」が設置されました。また、同委員会では、熱供給事業に関するシステム改革についても検討しました。
同小委員会は、2014年度中に15回(2013年11月から計21回)開催し、2015年1月21日に報告書をとりまとめました。
【第362-1-1】ガスシステム改革小委員会 各開催回の議題
2.ガス安全小委員会における議論
ガスシステム改革小委員会における検討を受け、産業構造審議会保安分科会ガス安全小委員会において、2014年6月からガスの保安レベルの維持・向上を前提とし、主に需要家保安の観点から、ガスシステム改革後の望ましい保安の在り方について検討しました。また、熱供給事業の保安規制の在り方についても検討を行いました。
同小委員会は、2014年度中に6回開催し、2015年2月18日に報告書をとりまとめました。
【第362-1-2】 ガス安全小委員会 各開催回の議題
3. 電気事業法等の一部を改正する等の法律案(ガス事業法、熱供給事業法の一部改正)の閣議決定・通常国会への提出
(再掲 本章第1節3. 参照)