第6章 市場の垣根を外していく供給構造改革等の推進

電力システムに関する改革方針(2013年4月閣議決定)や、電気事業法の一部を改正する法律(平成 25年法律第74号)の附則に定めた改革スケジュールに基づき、3段階の改革を完遂すべく、電力システム改革に関する検討を進めました。また、エネルギー基本計画(2014年4月11日閣議決定)においては、市場の垣根を撤廃し、電力システム改革と併せて、ガスシステム改革及び熱供給システム改革を一体的に推進することとしています。

これを踏まえ、電力、ガス、熱供給に関するエネルギー分野の一体改革を実現すべく、検討を進めました。これにより、革新的な技術の導入や異なるサービスの融合などダイナミックなイノベーションを創出し、我が国の成長をリードするとともに、エネルギー選択の自由度拡大や、料金の最大限の抑制、安定供給と保安の確保など、消費者利益の向上を図ることを目指しています。