創エネ・あかりパーク®2023
日時:令和5年11月1日(水)
会場:上野恩賜公園 噴水広場
東日本大震災をきっかけに、照明デザイナー石井幹子さんを総合プロデューサーに始まったイベント「創エネ・あかりパーク®2023」も11回目を迎えました。地球温暖化の危機が叫ばれる中、2050年のカーボンニュートラルの実現は急務。新しいエネルギーやカーボンニュートラルへの理解を深めるための展示と、グリーン電力を使用したライトアップを、今年も11月1日(水)から5日(日)までの期間開催されました。11月1日の日没後に行われた点灯式では、多くのお客さまも集まる中でコロナ禍以前の賑わいを取り戻し上野恩賜公園を会場に「創エネ・あかりパーク®2023」が開催されました。

家族連れや外国人観光客の姿も増えた上野恩賜公園。今年はコロナ禍前の賑わいを取り戻してきました。
開催記念セレモニー
イベント初日の11月1日の日没後、開催記念セレモニーが行われました。

資源エネルギー庁 井上部長
「政府として、2050年のカーボンニュートラルに向け、グリーントランスフォーメーションへの取り組みを加速させていきます」

東京都産業労働局 早川部長
「水素エネルギーを実際に使う場面に触れていただければ」

フィンランドセンター アンナ=マリア・ウィルヤネン所長
「自然を次世代に残すため持続可能性のある社会に取り組んでいます」

4年ぶりに登場!再エネパンダの「ソーラーちゃん」と「風力ちゃん」

カウントダウンで、いざ点灯へ。

噴水公園をはじめ、公園内が色鮮やかな灯りで満たされました。

総合プロデューサーの照明デザイナー石井幹子さん。
「創エネあかりパーク®2023」開催中の11月3日に秋の受勲が発令され、
芸術文化功労で旭日中綬章を受章されました。
創エネ展示テント・経済産業省

経済産業省・資源エネルギー庁の展示ブースには行列ができていました。

今年の展示は再生可能エネルギーを学ぶ、参加型アトラクション。

現在の再エネ比率、2030年の目標比率を狙う、再エネダーツ。

大きなうちわで風を起こして発電する、人気の人力風力発電体験。

各発電に関係するものを線でつなぐ「再エネコネクト」。

太陽光パネルの汚れをとって発電量を回復させる、メンテナンス体験。

解説テントでは、みんなでペンライトを振りながら再エネのおさらいを。

アトラクションをクリアした人には景品がプレゼントされました。
創エネ展示テント
会場風景

国立科学博物館正面に、水素エネルギーを使った光と音による特別プロジェクションマッピングの映像。

創造力豊かな和紙の造形「美濃和紙あかりアート展」作品。

「長野灯明まつり」の優秀作品の数々。

会場のライトアップには可動式の蓄電池が大活躍。

外国人観光客や家族連れで賑わう会場。コロナ禍前の風景が戻りつつあるのを感じました。
昨年の点灯式では登壇者の皆さんもマスク姿で、入場者も制限されていたことを思い返すと、今年は4年前の賑わいを取り戻したように思えました。再エネパンダちゃんたちも4年ぶりに復活し、さっそく子どもたちの人気を集めている様子は懐かしく微笑ましい景色。コロナ禍の制限によって減っていた体験型の展示テントも増え、どこも子どもたちで賑わっていました。経済産業省の展示テントでもアトラクションに多くの子どもたちがチャレンジしていて、解説コーナーでは問いかけにも元気に答えている姿が印象的でした。
初開催から11年めを迎えた「創エネ・あかりパーク®2023」。今年は半袖姿が目立つという異例の天候の11月でした。気候変動、コロナ禍、そしてウクライナやイスラエルなどの世界情勢と、地球規模で大きく変動する年月の中だからこそ、この「創エネ・あかりパーク®2023」というイベントが継続していることの意義をあらためて感じます。
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