再生可能エネルギー 取材レポート
再生可能エネルギー取材レポート 2017年度
地域協働型再エネビジネススクール まちエネ大学 関東・飯能スクール
2018.02.24
「まちエネ大学」は、再生可能エネルギーを活用した持続可能なまちづくりを担う人材を育成するビジネススクールです。平成25年度からスタートして、今回で5回目。今年度は「東北・青森」「関東・飯能」「中国・福山」「四国・徳島」「九州・竹田」の全国5か所で開催されました。 講座は連続4回。日本各地で再生可能エネルギー事業を進める企業の代表者や、さまざまなエキスパートの講師陣による、再エネ事業に必要な基礎知識を学び、ワークショップ形式でグループごとに再エネのビジネスプランを練り上げていきます。
講座の締めくくりである第4回は、各グループごとの成果発表会です。
どんな再エネビジネスプランが聞けるか、全国5か所のスクールの中で最も人数の多い「関東・飯能スクール」についてお伝えします。
会場風景

まちエネ大学の教室は、飯能信用金庫の一室です。

飯能スクールは全9グループ。1グループは6人前後。
これまで3回の講座を通じてグループごとに再エネビジネスプランを話し合ってきました。
各グループの発表

いよいよプレゼンテーションが始まりました。
発表時間は1グループ15分。

自ら事業性の評価を行い、プランの収支計画を具体的に
プレゼンテーションするグループも。

発表スタイルにはグループごとに個性的です。
イラストを盛り込んだ発表はとてもわかりやすい。

発表する側も聞く側も熱心そのもの。
発表を聞きながら感想や意見をメモしていきます。

それぞれが感想を書き込んだ付箋は終了後に各グループに渡されます。

各グループの発表後には、森のエネルギー研究所の菅野さんと、
飯能信用金庫の前田さんから4分間の講評が。
手厳しくも具体性のあるプロならではの指摘がされます。
総評

審査員と受講生でどのグループの再エネビジネスプランが優れていたかを決定します。

トップに輝いたのは「森林文化都市からバイオマス産業都市へ」と
地域熱供給事業を提案したグループでした。

各グループから寄せられた意見を、みなさん熱心に読んでいる姿が印象的でした。

参加者全員に修了証書が渡されました。
飯能市の市民も、ほかの市町村からの参加者も含め、さまざまな専門やキャリアを持つ人々がチームとなってワークショップを続けてきた、まちエネ大学。グループごとに個性のある、飯能市の再エネビジネスプランが提案されました。
全4回の講座でしたが、講座以外の時間にもみんなでリサーチに出かけたりと、積極的に取り組んだ様子も発表からうかがえました。
ともに学んだメンバーたちがそれぞれのグループやプランの壁を越えて交流していけば、さらに実現性の高いビジネスプランができるのではないでしょうか。まちエネ大学は、第一歩を踏み出すためのきっかけなのだなと感じました。
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