2016NEW環境展/2016地球温暖化防止展
日時:平成28年5月24日~5月27日
アジア最大級の環境ビジネス展である「2016NEW環境展」が開催され、4日間で15万人を超える来場者が訪れました。廃棄物の適正処理・リサイクル、地球温暖化防止、エコ製品など、環境対策にさまざまな角度からの取り組む最新の製品やサービスが集結。同時開催の地球温暖化防止展では、バイオマス、小水力、地中熱の利活用など、新エネ・再エネ推進コーナーも登場しました。
廃棄物処理展として1992年にスタートし、2000年から現在のNEW環境展に。いまやアジア最大級の環境ビジネス展です。
資源エネルギー庁 出展
にぎわう資源エネルギー庁のブース。
固定価格買取制度(FIT)の改正法が国会で成立してまもなくなためか、熱心に展示をご覧になる方が多い印象です。
来場者のみなさんにはアンケートにご協力いただいています。
アンケートの結果、この日に期待が高かったエネルギーはバイオマス。
廃棄物やリサイクル業者の方々が多い展示会ならではかもしれませんね。
STOP地球温暖化!推進フォーラム
5月27日10:30~11:30に「再生可能エネルギーをめぐる動向」特別フォーラムが開催されました。
資源エネルギー庁からは、再生可能エネルギー推進室 渡部伸仁が講演2日前に成立した、固定価格買取制度(FIT)の改正法の見直しポイント等を解説しました。
100名近くの方にご聴講いただきました。
新エネ・再エネ推進エリア
地中熱の利用促進ブースには、地中熱に関わるさまざまな最新技術やシステムが集結していました。
地中熱交換器もさまざまな土地の環境に対応できるように進化しています。
これは、従来の杭型と一線を画す水平型。
スパイラル型、二重螺旋型の地中熱交換器も。地中熱発電のための技術やシステムに選択肢の広がりを感じました。
「開放型振子式下掛け水車」という小水力発電器。その姿にはどこか懐かしい水車の風情があります。
会場風景
NEW環境展では廃棄物処理や解体・破砕など、大きな重機の出展も注目の的。
屋外では実演も行われました。
環境ビジネスは地方創生にとっても注目される新産業。
各自治体からの出展も数多くありました。
回収ペットボトルから再生PET樹脂をつくればCO2は-63%が可能。
回収率9割以上のペットボトルを国内循環させようという取り組みです。
今年も酷暑の予報が出たのもあってか、猛暑コーナーには熱心に商品を見入る人たちが。
送風装置、送霧装置、遮熱材などに人だかりが。
COP21を受け、そして東京五輪に向け、2020年を見据えた環境保全や資源循環の事業には大きな期待が寄せられます。さまざまな分野で、よりシンプルに、より快適に、より安心な、アイデアを形にするために研鑽されているのを感じました。
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