特別講義「エネルギー業界の今とこれから」
「NEW ENERGY for NEXT GENERATION エネルギー業界で働くリアル」が、2023年3月9日、早稲田大学小野記念講堂とオンラインのハイブリッドで開催されました。イベント前半は、特別講義「エネルギー業界の今とこれから」(経済産業省)の後、総合エネルギー業界で活躍する4社の社員の皆様が事業内容や働く様子を紹介。後半は、パネルディスカッション「NEW ENERGYの働き方」が行われました。
イベントのはじめに、経済産業省産業保安グループ保安課の山田哲也氏より、「エネルギー業界の今とこれから」に関して、特別講義が行われました。経済産業省の仕事やエネルギー業界の今と未来に関してのお話に参加した学生は真剣に耳を傾けました。

経済産業省の仕事には、3つの柱があります。産業・イノベーション政策、通商政策、そして資源・エネルギー政策です。この省で働く人々は、現場を知り、変えていく責任感があります。私は、社会課題を解決する職員の姿に心を動かされて入省しました。エネルギー政策には、「S+3E」の大原則があります。これは、Safety/安全性、Energy Security/安定供給、Economic Efficiency/経済合理性、Environment/環境適合のことです。一次エネルギー供給と電源構成を比較すると、それぞれの比率も異なります。完璧なエネルギー源はないため、ミックスしていくことが重要です。
今、将来的にカーボンニュートラル、脱炭素にしていくことが求められています。脱炭素とは炭素を使わない世界ではなく、手段として脱炭素したうえでカーボンニュートラルを目指すということです。上流開発企業は、ガス開発、石油開発のほか、ガス発電やCCS(CO2の回収・貯留技術)にも携わっています。国として再生可能エネルギーの主力電源化を目指していく中で、化石燃料の必要性が問われています。上流開発企業は、水素やアンモニンア、CCSなど新たにカーボンニュートラルの技術を開発し、事業を行っていく流れにあります。
2022年2月24日にロシアがウクライナを侵略したことを機に、世界中で大きなエネルギーの転換が起きています。日本のエネルギー自給率は13%で、ほとんど海外に依存しています。EUの中でも国ごとに事情が異なりますが、ロシアからの燃料の輸入に頼ってきた国は、ロシアからの供給が止まったらどうするか、を考える必要があります。不足分を補うためにLNG(液化天然ガス)を他国から調達する必要が出てきましたが、世界的にカーボンニュートラルを目指す中、化石資源開発への投資が減少し、コロナ禍でエネルギー需要の減少とともに資源開発も減っている状況にあります。つまり、今後LNGの需要が増えていくにも関わらず、これから開発して新しく出てくるLNGは少ないという問題を抱えている中、LNGの争奪戦が激化していく可能性が高いと思われます。一方、日本は、権益確保のための自主開発比率の向上、リスクマネー(事業投資)供給、積極的な資源外交などを行ってきた結果、ガスの輸入価格がそれほど上下せずに、日本にガスを安定的に供給できています。カーボンニュートラルの流れの中で、石油ガス業界は上流開発で培ったネットワークと経験を生かして総合エネルギー産業への変革を遂げて、カーボンニュートラル社会を実現するメインプレイヤーになることが期待されています。
エネルギー業界で働くとは?企業講義
総合エネルギー業界で活躍する皆様から、エネルギー業界で働くリアルや醍醐味をお話頂きました。 企業講義は、『株式会社INPEX』下山竜之介氏、『出光興産株式会社』内山美穂子氏、『石油資源開発株式会社』白田圭氏、『JX石油開発株式会社』小倉優太氏に講義をいただきました。

企業講義① 『株式会社INPEX』下山竜之介氏
私は理系の学生で、珍しく大学3年生の時に海外留学をしました。それがきっかけで、日本人として誇りを持てる仕事や海外で働くことを意識するようになりました。エネルギー業界を目指し、2015年に『株式会社INPEX』に入社しました。
入社後、国内現場での勤務を経て、2019年からはオーストラリアのLNG開発プロジェクトにおいてエンジニアとして関わりました。海底250mにガスを流すパイプラインを敷設船のスタッフと協働しながら敷設する仕事をしつつ、契約、費用、スケジュール管理などのサポートも行いました。2023年1月からは東京に戻って勤務しています。
私がこの仕事でやりがいを感じるのは、グローバルと地域密着の両方に関わることができる点です。グローバルな仕事でありながら、地域に根ざした仕事でもあります。また、技術力とコミュニケーション力が求められる点にもやりがいを感じています。若手でも責任の大きい、やりがいのある仕事を任されることに喜びを感じながら、資源の少ない日本に対し、資源やエネルギーを自らの手で開発することに挑戦し、安定供給を達成することに、私は使命感を感じています。

企業講義② 『出光興産株式会社』内山美穂子氏
事務系総合職として『出光興産株式会社』に入社しました。文系出身者でも仕事の可能性があることをお伝えしたいと思います。私はかつて潤滑油部に所属し、国内外で技術営業に長年携わってきました。現在は人事部に所属し、新卒採用の担当をしています。私自身がエネルギー業界を志望した理由は、大学の研究で脱炭素社会に向けて石油を生業としている会社が今後どう進んでいくのかに関心があり、現場で携わっていきたいと思ったからです。
『出光興産株式会社』は創業1911年の古い会社ですが、変革を求められている今、新しいことにも挑戦しています。高機能材といって、スマートフォンに使われるような有機ELディスプレイの材料やリチウムイオン電池の材料の製造・開発など、多彩な事業をグローバルに展開しています。
私の初任地は広島の販売支店で、石油製品(潤滑油)の販売をしていました。初めはエンジンオイルの担当となり、特約販売店から若手の営業担当者を募ってトラック用エンジンオイルの販促チームを立ち上げました。その後、アメリカにある潤滑油の子会社へ異動し、バイオマス発電所でのガスエンジンオイルの開発に技術メンバーと一緒に携わりました。その後、人事部に転属となり、採用教育担当として、会社説明会やインターンシップの企画運営、入社後の社員支援を行っています。「人が中心の経営」を実践する当社において、企業理念の体現に向けて社員に伴走することが私の仕事のやりがいです。

企業講義③ 『石油資源開発株式会社』白田圭氏
『石油資源開発株式会社』は、E&P企業として、地下の原油やガスを探し出し、販売していました。現在は、脱炭素の流れに合わせて、3つの分野に注力する総合エネルギー企業に業態を変更しました。1つ目は従来のE&P事業で、国内10か所で原油・ガス生産を行い、海外では5件の事業に取り組んでいます。2つ目はインフラユーティリティ分野で、LNGの販売事業と発電事業に取り組みます。3つ目はカーボンニュートラル分野で、太陽光発電、バイオマス発電、そしてCCS/CCUSに取り組んでいます。これらは、大気中に排出されるCO2を地中に埋めることで温室効果ガスの大気排出が抑えられる、地球にやさしい技術で、地下から流体を生産することを生業としてきた企業と非常に相性がよく、弊社は日本初の大規模CO2地下圧入実証試験にも関わっています。
私は英国で修士号を取得し、日本で博士号を取得した後に、『石油資源開発株式会社』に入社しました。最初の勤務地は新潟県で油ガス生産業務に従事し、カナダの子会社に出向して重質油の生産業務に従事しました。現在は、東京本社でCCS事業開発業務に従事し、貯留槽シミュレーションや経済性検討を担当しています。
この業界を選んだのは、学生の頃から水素社会の実現に関心があり、現在天然ガスを供給しているエネルギー業界で将来技術的に水素に関われると思ったからです。脱酸素の手段としてブルー水素があります。もし水素社会が実現するのであれば、この方法が採用されて、天然ガスとの関わりが深いこの業界がリードするのではと考えました。現在取り組んでいるCCS事業開発は、技術的には成熟しつつあるものの、大規模の商業的事例がまだなく、各社間で激しい競争がある事業分野です。世界規模の取り組みの一端を担えていることを、私自身誇らしく思っています。

企業講義④ 『JX石油開発株式会社』小倉優太氏
大学時代は人文系から科学系まで幅広く学び、アラブ首長国連邦大学での留学を経験しました。グローバルな環境で仕事がしたいとの夢があり、留学をきっかけに中東に携わりたいと思い、石油開発業界を志望しました。弊社は少人数かつ油ガス田のオペレーター事業を行っているため、若手の内から海外で働ける可能性が高いと判断し入社を決めました。
入社後、欧州グループに配属されました。同グループは英国領北海に保有している油ガス田開発プロジェクトの推進と生産プロジェクトの価値最大化をミッションにしていました。私は日々現地からあがってくる油ガス田の生産量や操業状況などを取り纏めて本社内で報告する業務を行っていました。その後、海外研修制度でベトナムに3ヵ月間滞在し、予算の編成や追加開発計画を立てる業務に携わりました。
2021年から約1年ロンドン事務所に駐在し、弊社が英国で保有していた全ての油ガス田を売却する業務に携わりました。これまで手塩にかけて開発、生産してきた油ガス田、それと英国の仲間たちを手放すという辛い側面もありましたが、そうして得たお金が環境対応事業への投資など新しい種に転換される、とてもやりがいのある仕事でした。現在は、マレーシアとミャンマーの子会社、4社の会計や資金面全般と、弊社グループ全体の連結決算を担当し、ENEOSホールディングスの一員として社外に発信しています。
石油開発事業の魅力ややりがいについては、豊かな国際性、社会貢献規模の大きさ、チームワークが挙げられます。石油開発事業は1社で完遂できるものではなく、多様な関係者を巻き込む必要があります。これまでにチームワークに熱を入れてきた人にはかなり向いている業界なのではと思っています。
パネルディスカッション:未来を変える、NEW ENERGYの働き方を考える
イベントの後半には、パネルディスカッション「NEW ENERGYの働き方」が行われ、企業講義を行った『株式会社INPEX』下山竜之介氏、『出光興産株式会社』内山美穂子氏、『石油資源開発株式会社』白田圭氏、『JX石油開発株式会社』小倉優太氏、そして最初に特別講義を行った経済産業省産業保安グループ保安課山田哲也氏が参加しました。エネルギー業界の最前線で働く人たちからは、リアルな声をたくさん聞くことができました。
モデレーター:昨今のエネルギーの安定供給不安がある中、エネルギー業界の重要性が問われている時代でもありますが、そこで働く意義はどのようなところで感じられていますか。また、入社前後の印象の変化やご自身の変化などはありましたか?
『株式会社INPEX』下山竜之介氏(以下、下山氏):エネルギーを安定供給して日本に貢献したいという熱い思いは共通して全員あると思います。豊かな才能を持った技術系と事務系の人が協力して地球を相手に大規模なプロジェクトをする面白い会社だと思っています。海外で仕事をするイメージを強く持って入社しましたが、国内の現場もあるのに驚くとともに、国内であっても現場で学び・働くことの大切さと国内海外関係なくエネルギーの安定供給のために尽力していることを学びました。エネルギー業界は事業の規模が大きいので、そこで働く社員に対して堅いイメージがありましたが、実際には海外事業の比率が高いせいかオープンでフラットな社風でした。
『JX石油開発株式会社』小倉優太氏(以下、小倉氏):石油開発業界にはダイナミックなイメージを入社前は持っていましたが、事務系の仕事も多いことは意外でした。大きな構造物を造るにもExcelで計算したり、契約書を読み込んだりと地道な仕事も多いことを知りました。
モデレーター:このエネルギー業界では、技術的な専門性がないと活躍の場のイメージがつきづらいと思われますが、実際に文系の職種の活躍の場はあるのでしょうか。女性にとっての働きやすさはありますか?
『出光興産株式会社』内山美穂子氏(以下、内山氏):営業販売、需給、法務や経理といった業務は、事務系が活躍できる領域です。また、大きな開発現場には事務系の仕事も多く付随してくるので、文系が活躍できる場については心配いらないと思います。女性にとっての働きやすさですが、自身がどのような生活を送り、仕事のキャリアをどうしたいのかを会社と会話をしながら築くことができますし、それを支援する人事制度なども整っています。講演では現場仕事も多いと話しましたが、特約販売店へのコンサルティング業務などもあり、女性にとっても働きやすい環境にあると思います。
モデレーター:エネルギー業界での働き方の変化はありますか。スキルセット、採用に関してもこれまでとは異なるものが求められているのでしょうか。
経済産業省産業保安グループ保安課 山田哲也氏(以下、山田氏):カーボンニュートラル、脱炭素を目指していく一方で、エネルギーを安定供給していく大前提があります。企業側もこれまでの業務に加えて、新しい業務が増えてきています。
下山氏:新しいビジネスと立ち上げようとする動きが業界全体としてあります。新しい枠組みを作るのはチャレンジングであるため、柔軟な考え方ができ新しい風を入れてくれる、今までに社内にいなかったような人材を求めています。
『石油資源開発株式会社』白田圭氏(以下、白田氏):これまでのE&P、油やガスは産出すれば基本的に買い手がつくものですが、私が今携わっているCCS事業は商業的に成り立っておらず、本当にお客さんから求められているものなのかを考えながら不安な中開発を進めています。不安に思いながらも、楽しいチャレンジだと思っています。
内山氏:新しい価値を創造するところに人材が求められており、当社の戦略の柱としてダイバーシティを掲げているため、多様性に富んだ採用も意識しています。また、エネルギー業界は事業環境の大きな変化が予想されるため、どのような変化にも対応できるしなやかさを持つ人にきて欲しいと思っています。
モデレーター:カーボンニュートラルに関して、現場ではどのような兆しや課題を感じていますか。今の社会の変化を受けて、自身の働く目標や目的に変化がありましたか。
下山氏:CCSに関して、この業界各社は技術力を持っていますが、それは社会から本当に求められていることなのか、価値があることなのかがまだ分からず不安な気持ちもあります。やらねばならないという使命感と、それが求められるであろうという未来を信じて取り組みを進めているのが、最前線のエンジニアたちの心境だと思います。個人的にも脱炭素についてはよく考えるようになりました。事業をする際、これまでの技術的、費用的に達成できるかに加えて、本当にグリーンなのか、将来お客さんに望まれる商品なのかを意識するようになりました。
内山氏:私は脱炭素の流れはポジティブに捉えていて、実際に脱炭素化事業に取り組む社員を目の当たりにしていると、いつかは実現するのだろうと思います。そのような事業部の社員を後方支援できるよう、期待を込めて日々の仕事に励んでいます。会社の雰囲気も脱炭素社会の実現に向けて変わってきたと感じています。官民一体に加えて、企業同士が連携して一緒に可能性を模索するなど、業界一体となって取り組むような環境になってきました。また、デジタル化にも力を入れており、サービスステーションと呼ぶガソリンスタンドで地域のお客様の困りごとを解決するサービスを提供する「スマートよろずや」という新たな取り組みも行っています。
山田氏:エネルギーの安定供給を大前提にGX(グリーントランスフォーメーション)を進める必要があります。カーボンニュートラルに向けて、電源だけであれば再生可能エネルギーの主力電源化を目指していく一方で、100%完璧な電源、エネルギーはないので、何かあった時にリカバリーする体制は整える必要があります。また、新しくチャレンジをするには不安がつきものですので、法整備、補助金などによる国の伴走により、官民が両輪となって大きな目標を立てて頑張ることが必要だと思っています。
モデレーター:求められている人材の変化はありますか。また、社内育成やキャリアの作り方については?どんな人と働いていきたいかについて教えてください。
白田氏:10年ぐらい前、採用される技術系はE&Pの研究室出身の新入社員が多かったですが、電力事業やCCS事業も手がけることになってこれまでとは異なる専門分野の人たちが必要になり、中途社員も多くなりました。専門性は多岐にわたっていると感じています。いろいろな専門性を持っている人の総力戦で事業を作り上げていく中で、いろいろな人に加わって欲しい。また、当社のカラーに合うのは、誠実さを持ち合わせている人ではないかと思います。
小倉氏:弊社の場合は基本的にOJT、実際に仕事をしていく中で先輩社員から吸収する方法でキャリアを育成しています。私は会計、法律、技術と幅広く吸収していきたいと思っており、また、自分のキャリア志向や異動希望を会社に伝える自己申告制度もあり、希望する先への配属が実現しやすい環境にあると思っています。これからどうなっていくのか分からない状況でも目の前のことを何でも楽しめ人がこの業界に向いているのではと感じています。
下山氏:弊社には社内チャレンジ制度、社内公募・副業制度があり、自身で手を挙げてCCSや再生可能エネルギーなどの新しい事業チームに移ることも可能です。今後は会社から業務を言い渡されるのではなく、自身でやりたいことを見つけ、それに能動的にチャレンジする人材が求められているということではないかと考えます。エネルギーは目には見えづらいものですが、エネルギーは大切であるという気持ちや困難に挑戦する意思を根幹に持っている人と働けたら私は嬉しいです。
内山氏:当社ではダイナミックで規模も大きい仕事を若いうちから裁量を持って取り組めるため、自律的に自分で考えて行動できることが大事です。今後は新しい価値を生み出すことが大事になってくるため、チャレンジ精神、成長意欲のある人を求めています。
クロージングメッセージ:エネルギーの安定供給を前提としたカーボンニュートラル
イベントの最後に、経済産業省産業保安グループ保安課山田哲也氏から参加した学生に対してメッセージとして、エネルギー業界で起きている変化やエネルギーの安定供給を前提としたカーボンニュートラルにチャレンジする総合エネルギー業界のチャレンジを改めてお話いただきました。
今日の講義でエネルギー業界についてのイメージが変わりましたか?電気はエネルギーの一形態であることは知られていますが、カーボンニュートラルとは、化石燃料を使用しないことを意味するわけではなく、さまざまなエネルギーをミックスしていくことや、CO2をオフセットすることで目指していくものです。電気やガスはスイッチを一つ入れるだけで作られるわけではありません。現在、電力の7割は化石燃料から得られています。太陽光が利用できる場合もあるものの、曇った日や夜間には利用できません。代わりに揚水発電やガス発電など、様々な方法で電力を供給しています。エネルギーが安定的に供給されていることが当たり前ではないことに、ぜひ気付いていただきたいと思います。だからこそ、国としてはエネルギーの安定供給を前提としたカーボンニュートラルを目指し、様々な方針を取り組んでいます。
今日は日本と海外のエネルギー事情について触れました。北米やEUのエネルギー政策についても考えてみましょう。エネルギーの安定供給は、大きな物語を背景にしています。その物語をどう解決するかということが、政策の一つになっているのです。だからこそ、カーボンニュートラルを目指し、エネルギーに興味を持っている方が今日ここに集まってくださったと思います。自分が何をしたいのか、何ができるのか、それを考えていただきたいと思います。
本日は4名の企業の方々が参加してくださり、とても楽しいお話を聞かせていただきました。企業の皆さんの目が輝いていたのが印象的で、自分たちの仕事に誇りを持って取り組んでいることが伝わってきました。我が国はエネルギーの安定供給とカーボンニュートラルを目指す必要があるため、今日話したようにエネルギーを供給するだけではなく、新しいことにも挑戦しています。この業界は今変わっている業界だと思います。この業界に入ることは、様々なことにチャレンジすることができると思います。ぜひ、この業界に興味を持っていただき、自分なりに考えてみてください。可能性は意外と身近にあるものです。テレビや新聞で見ることを、深く掘り下げてみることもぜひお勧めします。