マンガでわかる 電気はあってあたりまえ?

「核燃料サイクル」ってなに?

マンガ:
父 さっき原子力発電の燃料はリサイクルできるっていっただろ。
弟 うん。どんなことをするの?
父 使い終わった燃料には、まだ燃料として使えるものが残っているんだ。
母 再処理工場っていうところで、もう一回発電で使えるようにするの。
弟・姉 ウンウン
父 その再処理工場があるのは、日本では青森県六ヶ所村だけなんだ。
弟 青森にあるの?
父 今、完成に向けて工事をしているんだ。
弟 安全性は大丈夫なの?
父 もちろん安全性が一番大切。だから国の厳しい安全基準に従ってつくられていくんだよ。
姉 そうなんだ。
父 青森県にある施設が、これからの日本のエネルギーを力強く支えていくんだ。
弟・姉 すごい!

地球の資源を大切に利用するために

新聞や雑誌、ペットボトルなどのリサイクルと同じように、核燃料サイクルも大切な地球の資源を大事に使うための取り組みです。
火力発電に使われる化石燃料(石油、石炭、天然ガス)は、一度燃やすと灰や煙になって使えなくなりますが、原子力発電で使うウラン燃料は使い終わった燃料の中から、まだ使えるウランなどを取り出すことができます。これらをまた発電に使っていく流れを「核燃料サイクル」と呼んでいます。

核燃料サイクルをするとなにが良いの?

メリット1 燃料資源(ウランなど)を繰り返し使える

再処理という工程を行うことで、使い終わった燃料の95~97%をまた発電の燃料として使うことができます。

メリット2 廃棄物の量を減らせる

再処理の後に残るものを、高レベル放射性廃棄物といいます。
再処理しないでそのまま処分する場合と比べて、廃棄物の量を約4分の1に減らせます。

図:核燃料サイクルのメリット2 廃棄物の量を減らせる
再処理すると、再処理しない場合の約4分の1に!

メリット3 有害度が十分に下がるまでの時間を短くできる

高レベル放射性廃棄物は、たくさん放射線を出す物質(放射性物質)です。再処理をすると、有害度が十分に下がるまでの時間が再処理しない場合の約12分の1になります。

図:核燃料サイクルのメリット3 有害度が十分に下がるまでの時間を短くできる
処理しない場合 10万年
処理する場合 8千年
再処理すると、再処理しない場合の約12分の1に!

青森県の施設が日本のエネルギーを力強く支えていく

核燃料サイクルをするためのさまざまな施設が、青森県の六ヶ所村にあります。その中でもメインとなる「再処理工場」は現在、完成に向けて工事が進められています。
また、しっかりと安全性を確保することも大切です。再処理工場などでは世界で最も厳しい安全基準をみたすための、 さまざまな対策や事故に備えた訓練をしています。こうした施設が、これからの日本のエネルギーを力強く支えていくことになります。

写真:再処理工場 日本原燃(株)

写真提供:再処理工場 日本原燃(株)

「マンガでわかる 電気はあってあたりまえ?」 一覧ページに戻る