再生可能エネルギーを知る、学ぶ

再生可能エネルギーの種類と特徴

本文です。

バイオマス熱利用

未利用資源の有効利用

バイオマス熱利用は、バイオマス資源を直接燃焼し、廃熱ボイラから発生する蒸気の熱を利用したり、バイオマス資源を発酵させて発生したメタンガスを都市ガスの代わりに燃焼して利用することなどをいいます。

特長

バイオマス熱利用は、「バイオマス発電」や「バイオマス燃料製造」と同様に、循環型社会を形成していく上で、様々なメリットをもたらします。

1.資源の有効活用
間伐材や廃材など廃棄処分されていたものが、ペレットなどの燃料として再生されるため、消費者もそれを利用することで「資源の有効活用」に参加することができ ます。
2.焼却時の排熱利用
バイオマス資源を燃料とした発電では、その際に発生する排熱をエネルギーとして利用できるため、効率的なエネルギーと呼ぶことができます。
3.生物系廃棄物の削減に寄与
バイオマス資源を有効活用することで、発生する生物系廃棄物の量を削減することができます。

課題

資源が広い地域に分散しているため、収集・運搬・管理にコストがかかる小規模分散型の設備になりがちという課題があります。

バイオマスの賦存量と利活用状況

バイオマスの賦存量と利活用状況 一覧表

注1:製紙工程で原料の木材からパルプを製造するときに発生する廃液のこと
出典:新たなバイオマス活用推進基本計画(平成28年9月16日閣議決定・平成28年3月時点データ)

事例紹介

ケーススタディ1
真庭市勝山健康増進施設「水夢」
真庭市勝山健康増進施設「水夢」

真庭市勝山健康増進施設「水夢」では、プールや浴室などで使用する温水の主熱源にペレット炊きボイラーを採用。 国内でも屈指の林業地域である同市の未利用資源を有効活用している。同施設で使用されるペレット量は年間370t。


ケーススタディ2
マック食品
工場の外観

豆腐、油揚げ、いなり寿司等の各種加工米飯を製造している同社工場では、油揚げ製造廃液が濃厚廃液で、排水処理への汚濁負荷が高かったが、この高濃度廃液をメタン発酵し燃料とすることで、排水処理容積や電気量を抑えることが可能となった。


ケーススタディ3
住田町立世田米保育園
保育園全景

2002年四月に開園。木造平屋の園舎の床暖房施設として、公立保育園としては全国で初めて国産ペレットボイラーを導入。床面積769.61m2 のうち9割にあたる681.57m2を温水循環床暖房にしている。ペレットボイラーの灰出しは2週間に1回。灰は融雪材、土壌改良剤として使用している。


ケーススタディ4
日本製紙 勿来工場
プラントの写真

日本製紙 勿来工場では、建築廃材由来の木材チップを主燃料にした内部循環流動床ボイラーを採用。重油から燃料転換したことで年間約 34,000kl消費されていた重油の約98%が削減され、これに伴い年間約10万tの二酸化炭素の削減が見込まれる。


ケーススタディ5
鹿追町環境保全センター
鹿追町環境保全センター 鹿追町環境保全センター

北海道十勝にある鹿追町では潤沢に存在する畜産系バイオマスを集積、発酵させ、発酵する際に出るメタンガスを利用して発電や熱利用、水素化など多角的に活用している。発電余剰熱は同施設内でのチョウザメ飼育水槽やマンゴー栽培用のビニールハウスに活用している。

ケーススタディ6
松阪木質バイオマス熱利用協同組合
松阪木質バイオマス熱利用協同組合

辻製油・井村屋などの民間企業等が協同組合を設立し、地域の林業・木材産業等から発生する林地残材や製材端材、建築廃材等を燃料として蒸気を生成し、組合員の工場へ供給する取組を実施。組合員の工場等での重油使用量の削減に寄与するとともに、CO2削減、循環型社会の形成等にも貢献。


ケーススタディ7
もりもりバイオマス
もりもりバイオマス

地域で組織されたあわら三国木質バイオマスエネルギー事業協議会を母体として、民間企業・森林組合・旅館ホテル等により設立された小規模分散型の民間熱供給事業。3ヶ所の宿泊温泉施設の重油ボイラ等をチップボイラに転換、地元民間企業であるマルツ電波が設置・運転・メンテナンス等を一括で行い、温泉施設側が熱を購入し、給湯・暖房等に活用。

 

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