ガス事業生産動態統計の概況(令和5年10月分の概況)

令和5年10月分
資源エネルギー庁
電力・ガス事業部 ガス市場整備室

1.都市ガスの生産動向

ガスの生産量(購入量を含む)は、1,576億88百万メガジュールで、前年同月比7.0%の減少であった。

ガス種別に見ると、気化後液化天然ガスは1,394億20百万メガジュールで、前年同月比6.3%の減少、天然ガスは121億29百万メガジュール、同12.9%の減少、石油系ガスは61億36百万メガジュール、同9.3%の減少であった。

2.都市ガスの販売動向

ガスの総販売量は1,142億64百万メガジュールで、前年同月比5.7%の減少であった。販売量を用途別に見ると、家庭用は174億47百万メガジュールで、前年同月比14.0%の減少、商業用は118億15百万メガジュールで、同3.2%の増加、工業用は751億39百万メガジュールで、同6.4%の減少、その他用は98億64百万メガジュールで、同7.6%の増加であった。また、用途別販売量の構成比は、家庭用15.3%(前年同月に比べ1.4%ポイントの減少)、商業用10.3%(同0.8%ポイントの増加)、工業用65.8%(同0.4%ポイントの減少)、その他用8.6%(同1.0%ポイントの増加)であった。

卸供給の動向を見ると、供給量は408億27百万メガジュールで、前年同月比5.7%の減少であった。

3.都市ガス需要家数の動向

メーター取付数は31,773千個、前年同月比0.7%の増加であった。
調定数は28,037千件、前年同月比0.8%の増加であった。

4.都市ガスの原材料の動向

ガスの原材料の受入を見ると、液化天然ガスの海外購入量は2,134千トンで前年同月比8.7%の増加、国内購入量は127千トンで、同51.1%の減少であった。また、液化石油ガスの国内購入量は39千トンで、同14.1%の減少であった。

原材料の消費量を見ると、液化天然ガスは1,727千トンで、前年同月比7.3%の減少、天然ガスは111,233千立方メートルで、同4.1%の減少、液化石油ガスは112千トンで、同8.7%の減少であった。

原材料の液売りを見ると、液化天然ガスは228千トンで、前年同月比4.6%の減少、液化石油ガスは7千トンで、同6.3%の増加であった。

最終更新日:2023年12月27日