SAVE THE ENERGY PROJECT

「SAVE THE ENERGY」=「エネルギーをスマートに効率よく使うこと」それが、品質になる時代へ

とても身近な問題であり、既に大きなテーマでもあります。日本ではもっと意識しなくてはならない課題の一つ。「SAVE THE ENERGY PROJECT」では省エネルギーへの取り組みを紹介・推進し、賢く・カッコよく「省エネ力」を上げ、意識していくことを目的としています。

2016年3月に発足した
「SAVE THE ENERGY PROJECT」
業界特有の省エネに資する取り組みを活用した省エネ普及促進事業
〈資源エネルギー庁の広報事業〉

エネに積極的に取り組む企業やその企業から作られた製品に対して、新たな付加価値を加え、省エネに取り組む企業の製品がより消費者に選択されやすくすることで、そうした企業の製品を市場に広げ、結果として業界全体の省エネの取り組みを強化する仕組みを創出するため、新プロジェクト「SAVE THE ENERGY PROJECT」を立ち上げました。
今後も、国が関与・支援することでより大きな波及効果が期待できる業界特有の先進的な省エネに資する取り組みについて、その取り組みを活用した広報事業を行うことにより、更なる省エネ活動の普及促進を図ります。

2015年度からは
ファッション業界に
着目

ファッション業界における
省エネ活動強化のための実行計画の策定

日本のファッション業界においては、輸送プロセスなど各工程の事業者が個別に省エネ活動に取り組んでおり、世界的に注目されるものもあるが、その活動や製品が市場で認知されていないのが現状です。一方、欧米では以前より、「エネルギー削減」「環境」「エコ」といったメッセージをデザイナーやファッションウィークの主催者が旗振り役となって発信し、ファッション業界全体の意識啓蒙を行っています。
現在では、活動を越えて根付いており、市場にも価値として認知され、購買行動にも繋がっています。日本では2015年度より、ファッション業界における省エネ活動を推進するためのプロジェクトが立ち上がりました。

事業者による効率化の取組(具体例)

1.新たな生産プロセス導入
「レ一ザ一加工」

新たな生産プロセス導入「レ一ザ一加工」

新たな生産プロセス導入「レ一ザ一加工」

レーザー光線により繊維生地への様々な加工を行う

2.コジェネによる
熱エネルギーの活用

コジェネによる熱エネルギーの活用

コジェネによる熱エネルギーの活用

工場内の廃熱を回収し、熱エネルギーを効率良く利用

3.ファッションウィ一ク東点を
活用したデザイナーヘの
啓発と
消費者への発信

ファッションウィ一ク東点を活用したデザイナーヘの啓発と消費者への発信

ファッションウィ一ク東点を活用したデザイナーヘの啓発と消費者への発信

日本が世界に誇る素材であり、各企業が独自に省エネ活動に取り組んできた”デニム”に焦点を当てました。気鋭の映像デイレクターである柿本ケンサク氏による映像が披露され、プロジェク卜のアンバサダ一を務める井浦新氏によるプレゼンテーションが行われました。

※■柿本氏:演出家/映像作家/写真家 ■井浦氏:俳優/「ELNEST CREATIVE ACTIVITY」ディレクター
Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2016 A/W にて、SAVE THE ENERGY PROJECT 映像プレゼンテーション

そして、「SAVE THE ENERGY PROJECT」の新たなステージは…

SAVE THE ENERGY PROJECT×陶磁器

古くから陶磁器づくりが行われてきた日本。
その産地は全国各地に点在しており、国の伝統的工芸品に指定されているものだけでも31種類あります。
しかし、陶磁器作りには多くの熱エネルギーを必要とします。
今、日本には様々な工夫で省エネをしながら、陶磁器作りをしている方々がいます。
新プロジェクトでは、その各地の省エネの取り組みに焦点をあてて、展開していきます。

SAVE THE ENERGY PROJECT×陶磁器

今回、「SAVE THE ENERGY PROJECT」では、長崎県北東部の波佐見町で作られる伝統工芸品のひとつ、
「波佐見焼」にスポットを当てました。
町の就業人口のうち、3~4割の町民が焼き物業に従事する波佐見町が取り組む"省エネ"をご紹介します。

省エネ01省エネ窯の導入

陶磁器焼成用ファイバー式焼成炉は以下の理由で高い省エネ性能を発揮します。

  • 1.上下に取り付けられたバーナーによる炉内温度の均一昇温により
    焼成時間の短縮を実現
  • 2.セラミックファイバー等構成材の
    軽量化による
    低燃費を実現
    (軽量化により、炉内の温度が上がりやすく、冷めにくくなる)
  • 3.コンピュータにより燃焼を制御することで、
    低燃費を実現

これらにより、陶磁器焼成用ファイバー式焼成炉を導入した窯元では、30%から50%程度のガス使用料の削減を実現しています。

※高砂工業株式会社調べ

省エネ窯の導入

省エネ窯の導入

省エネ窯の導入ファイバーが敷き詰められた炉内の壁に上下に取り付けられたバーナーにより、炉内の温度を均一に保つことが可能

省エネ02低温焼成できる素材の
開発

白い陶石と比べて、豊富にある茶色の陶石で開発した新陶土を活用するという面で、省エネ効果が期待できます。
また、その陶土は、今までよりも窯内部の温度を100℃下げて焼成することが可能なため、温室効果ガスが約20%削減でき、省エネにもつながっています。

※長崎県窯業技術センター調べ

低温焼成できる素材の開発豊富にある天草陶石

低温焼成できる素材の開発

「波佐見焼」とは

「波佐見焼」は、約400年の歴史の中で庶民・大衆向けに発展しました。現在では年間工業(窯元)出荷額約50億円、全国シェア15%、生産量全国3位(平成28年度実績)になります。日本の陶磁器文化のブランドルーツともいえる「波佐見焼」は、“芸術品としての陶磁器”ではなく、“一般消費者のための良質な日常食器”の製造を行っています。