家庭向け省エネ関連情報

機器の買換で省エネ節約

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省エネ型の機器を知り、古い機器を思い切って買い換えることで節約に繋がることもあります。

省エネ型機器の現状

家電製品を始めとする近年のエネルギー消費機器は、効率が大幅に向上しています。機器を購入する際に、省エネ型の製品を選択することが家庭の省エネにつながります。

冷蔵庫

今どきの冷蔵庫は10年前と比べると約28〜35%の省エネ

●省エネ性能の推移(451〜500Lの例) ●省エネ性能の推移(451〜500Lの例)

照明器具

電球形LEDランプは白熱電球と比べると約86%の省エネ

●消費電力の比較 ●消費電力の比較

エアコン

今どきの省エネタイプのエアコンは10年前と比べると約15%の省エネ

●省エネ性能の比較 ●省エネ性能の比較

温水洗浄便座

今どきの省エネタイプの温水洗浄便座は10年前と比べると約8%の省エネ

●省エネ性能の比較(貯湯式の例) ●省エネ性能の比較(貯湯式の例)

省エネ型機器普及を促進する制度

省エネ性能の高い製品の普及を促進する制度を紹介します。

トップランナー制度

省エネルギーを図る上で、エネルギー消費機器の効率の向上は極めて有効です。我が国の家電製品を始めとするエネルギー消費機器の効率は大きく向上していますが、この向上を支えている柱のひとつが、「トップランナー」制度です。
「トップランナー制度」とは、家電製品や自動車などの機器の省エネルギー基準を、それぞれの機器において、現在商品化されている製品のうち、最も優れている機器の性能以上にするというものです。

トップランナー基準は、「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(省エネ法)の「第06章 機械器具に係る措置」に規定されています。対象となる「特定機器」に指定される要件は、次の3点です。

  1. ①我が国において大量に使用される機械器具であること。
  2. ②その使用に際し相当量のエネルギーを消費する機械器具であること。
  3. ③その機械器具に係わるエネルギー消費効率の向上を図ることが特に必要なものであること。
トップランナー基準の考え方 トップランナー基準の考え方

トップランナー基準対象機器

  • 1.乗用自動車
  • 2.エアコンディショナー
  • 3.照明器具
  • 4.テレビジョン受信機
  • 5.複写機
  • 6.電子計算機
  • 7.磁気ディスク装置
  • 8.貨物自動車
  • 9.ビデオテープレコーダー
  • 10.電気冷蔵庫
  • 11.電気冷凍庫
  • 12.ストーブ
  • 13.ガス調理機器
  • 14.ガス温水機器
  • 15.石油温水機器
  • 16.電気便座
  • 17.自動販売機
  • 18.変圧器
  • 19.ジャー炊飯器
  • 20.電子レンジ
  • 21.DVDレコーダー
  • 22.ルーティング機器
  • 23.スイッチング機器
  • 24.複合機
  • 25.プリンター
  • 26.電気温水機器
  • 27.交流電動機
  • 28.電球
  • 29.ショーケース
  • 30.断熱材
  • 31.サッシ
  • 32.複層ガラス

トップランナー制度の詳細はこちら

省エネルギーラベリング制度

家庭で使用される製品を中心に、トップランナー基準を達成しているかどうかをわかりやすく表示するものが「省エネルギーラベル」です。ラベルは、製品本体やカタログなどに製造事業者が表示するもので、消費者等が省エネ性能の高い製品を選ぶ際の目安になります。

省エネルギーラベルの表示例 省エネルギーラベルの表示例

エネルギー消費機器の小売事業者表示制度(統一省エネラベル等)

家電販売店などが製品の省エネルギー情報を表示するためのラベルとして統一省エネラベル等があります。

小売事業者表示制度の詳細はこちら

主な機器の選び方

家電製品等の製品を選ぶときのポイントを紹介します。

なお、各製品の省エネ性能等の詳細は、以下のサイトからご確認いただけます。

冷蔵庫

ライフスタイルや、家族の人数などに合わせ、大きさ、機能を選ぶことが省エネにつながります。
また、インバーター機能や真空断熱技術を用いた冷蔵庫の省エネ性能が高くなっています。

(1)大きさ
冷蔵庫の大きさは、外形寸法の他、容量について L(リットル)で表示されています。

(2)年間消費電力量
一般的に、容量が大きいほどたくさんの電力を消費しますが、容量(リットル)が大きくなれば必ず消費電力量が大きくなるわけではありません。
家族の人数や、買い置きの量などに応じた容量のものを選ぶのがよいでしょう。

(3)冷凍室
消費電力量はとくに冷凍室の大きさに影響されます。それぞれのライフスタイルに合ったサイズを考慮して選ぶのがよいでしょう。

(4)機能
設置場所と使用頻度に合った、扉の開き方、ドアの数のものを選ぶのがよいでしょう。

テレビ

部屋の広さや使う目的に合わせてテレビの大きさや機能を選びましょう。

(1)画面の大きさ
画面が大きいと、迫力がある、見やすいなどのメリットがありますが、一般に、画面が大きいほど消費電力量が大きくなります。部屋の大きさに合わせて選ぶようにしましょう。

(2)機能
ダブルデジタルチューナーや録画機能などを有する機種がありますが、一般的に、機能が多い方が消費電力量も大きくなりますので、使用方法に合わせて選ぶようにしましょう。
「明るさセンサー、オフタイマー、無操作自動オフ、無信号自動オフなどの省電力機能を持つ機種を選んで活用すれば省エネになります。

(3)待機時消費電力
主電源を切らないと、リモコンによる指示待ちなどのために、わずかに電気を消費しますが、最近のテレビは待機時消費電力が大きく削減されており、0.1W以下の機種も増えています。

エアコン

使う部屋の広さや建物の構造、気候条件をもとに比較検討し、家庭にあった機種を選ぶことが大切です。

(1)大きさ(広さ)
建物の構造・部屋の広さ等を考え、最適なものを選びましょう。
○畳~○畳は広さの目安ですが、6畳~9畳用と表記されている場合、6畳は木造和室南向きを、9畳は鉄筋マンション南向きを示します。
寒冷地では暖房機能が重要です。

(2)能力
冷房能力(kW):外気温35℃、室内温度27℃とした場合の、室内からの単位時間当たりの除去熱量を示します。
暖房能力(kW):外気温7℃、室内温度20℃とした場合の、室内への単位時間当たりの供給熱量を示します。
※ 寒冷地にお住まいの方は、低温時(2℃)の暖房能力も参考にしてください。

(3)APF(通年エネルギー消費効率)
1年間に必要な冷暖房能力を、1年間でエアコンが使用する電力量(期間消費電力量)で除した数値です。数字が大きいほど省エネです。

APF=1年間に必要な冷暖房能力総和(kWh) 機種毎の期間消費電力量(kWh)算出計算例 APF=5611 850=6.6 APF=1年間に必要な冷暖房能力総和(kWh) 機種毎の期間消費電力量(kWh)算出計算例 APF=5611 850=6.6
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