かがやけ!みんなのエネルギー

ワークシート11 地球温暖化問題を調べよう

地球温暖化問題を調べよう

ストーリー4 世界とエネルギー

学習のねらい
  • 地球温暖化問題に対して興味・関心を持ち、自然環境と人間社会とのかかわりに気づく。
  • その原因や背景を調査し、取り組みについて考える。
  • 自分たちも地球温暖化問題の当事者として二酸化炭素の排出を抑える活動を進んで行おうとする態度を身に付ける。
指導上のポイント
  • どんな情報収集の手段が自分の課題追究にふさわしいか考え、計画を立てさせる。
  • 計画に基づいて情報収集し、問題の原因を探らせる。
  • 対策、解決方法を知り、自分にできることを考えさえる。

地球温暖化の影響

このまま地球温暖化が進むと、今世紀末には地球の平均気温が最大で約4.8℃上昇すると予測されている。その場合、以下のような影響が指摘されている。

海面の上昇

海水の熱膨張や南極やグリーンランドの氷河が融け、今世紀末には海面が最大82センチ上昇。

洪水豪雨、高潮

降雨パターンが大きく変わり、内陸部では乾燥化が進み、熱帯地域では台風、ハリケーン、サイクロンといった熱帯性の低気圧が猛威を振るい、洪水や高潮などの被害が多くなる。

生態系への影響

現在絶滅の危機にさらされている生物は、ますます追い詰められ、さらに絶滅に近づく。

健康被害

マラリアなど熱帯性の感染症の発生範囲が広がる。

農作物等への影響

気候の変化に加えて、病害虫の増加で穀物生産が大幅に減少し、世界的に深刻な食糧難を招く恐れがある。

日本への影響

日本では、1931年から2012年の最高気温が35℃以上(猛暑日)の日数及び最低気温が25℃以上(熱帯夜)の日数は、それぞれ10年当たり0.2日、1.4日の割合で増加している。一方、最低気温が0℃未満(冬日)の日数は、10年当たり2.2日の割合で減少している(環境省「日本の気候変動とその影響」)。

スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を使った地球温暖化シミュレーションによると、2100年の日本の夏の平均気温は4.2℃上昇し、20世紀末頃と比べて、真夏日の日数も約70日増加すると予測されている。また、夏の降水量は約20%増加し、大雨の頻度も増加すると予測されている。

国際社会における新しい枠組みに向けた取り組み

国際社会では、気候変動枠組条約締約国会議(COP)などを通じ、先進国を中心に削減目標を定め対策を進めてきた。現在は、先進国も発展途上国も全ての国に参加を求めた2020年以降の取り組みについて交渉を進めている。

(出所)
IPCC第5次評価報告書
新しい枠組みに向けた道筋