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ワークシート10 石油やガスの起源を探ろう

石油やガスの起源を探ろう

ストーリー3 日本とエネルギー

学習のねらい
  • 石油をはじめとした化石燃料の起源を知ることでその有限性に気づく。
指導上のポイント
  • 石油や天然ガス、石炭は太古に蓄積した化石が長い年月をかけて変化して作られた。
  • 石油や天然ガスは数億年前の生物の遺がいが変化して作られた。
  • 石炭は植物由来の化石燃料である。

ワーク ①の解答

①-イ.恐竜、②-ア.地層、③-エ.数億年

石油鉱床の生成過程

石油は数億年前の生物の遺がいが堆積しバクテリアや圧力、地熱の作用で長い年月をかけて炭化水素に変化した化石であると考えられている。そのため天然ガス、石炭と併せ、化石燃料とよばれている。

石油鉱床の生成過程

1、大陸棚などの海底にプランクトンや藻類、その他の生物の遺骸が厚く積もる。

2、その上に土砂が積もり、地層が形成される。埋もれた生物の遺骸は主にバクテリアの働きで分解、変化していく。

3、さらに土砂が積もり、地中深く埋もれるにつれて圧力と地熱の作用が高まり、生物の遺骸は炭化水素に変わっていき、石油ができてくる。

石油鉱床の生成過程

4、地下深くにある地層は高温・高圧のために粘っこくなっており、地殻変動によって横からの圧力を受けると、壊れることなく波形に曲がる(褶曲)。押し曲げられた地層が山形に盛り上がる(背斜)ことによってまばらで多くのすき間ができる。

石油鉱床の生成過程

5、石油ができてきた地層では、圧力によりガス・塩水とともに石油が地表に向かってしぼり出される。

石油鉱床の生成過程

6、石油を含む地層の上部に褶曲した地層の背斜部があり、背斜部の上部に石油を通さない地層があると、隙間の多い背斜部に石油が溜まる。このとき、密度の順に上からガス(天然ガス)、石油、塩水の順に溜まる。なお、天然ガスについては、石油の一部が地熱の作用で熱分解してできたともいわれている。

人間活動による炭素サイクルへの影響

炭素の化合物である化石燃料を大量に使用し続けることは、これまで数億年にわたって地中に固定されてきた炭素を人為的に大気中へ放出することである。この排出量に対して吸収量が満たなければ、炭素サイクルはバランスを失うことになり、大気中の二酸化炭素は増加し、地球温暖化などの問題が生じてくると考えられている。