かがやけ!みんなのエネルギー

ストーリー5 1, 未来のくらしを想像してみよう

学習のねらい
  • 児童本人が大人になったときの社会、地球をイメージする。
  • 現在、技術開発されているエネルギーを運用、利用するのは自分たちの世代であることを考える。
  • 将来のエネルギー利用の姿に関心を持つ。
指導上のポイント
  • くらしや社会はどのように変わっているといいか。
  • エネルギー源や利用の仕方はどうなっているか。
関連する単元
  • 4年社会科住みよいくらしをつくる(電気やガスの確保)
  • 5年社会科私たちの生活と環境
  • 5年家庭科環境に配慮した生活の工夫
  • 6年  理科 発電と電気の利用
  • 6年  理科 私たちのくらしと環境

クイズの答え 正解:③ かしこい

スマートコミュニティの「スマート」は「かしこい」の意。スマートハウス、スマートメーターなども同じ意味で使われている。

スマートコミュニティとは

ICT(情報・通信技術)や蓄電池等の技術を活用したエネルギーマネジメントシステムを通じて、分散型エネルギーシステムにおけるエネルギー需給を総合的に管理・制御する社会システムのことをいう。

再生可能エネルギーやコージェネレーション等の分散型エネルギーの利用を最適化し、電力利用データを活用したさまざまなエネルギー・生活サービスも取り込み、電力、熱、水、交通、オフィス、工場、家庭など社会全体のスマート化をめざしている。

現在、横浜市、豊田市、けいはんな学研都市(京都府)、北九州市の4 地域でおこなわれている実証実験をはじめ、スマートグリッド、スマートシティのあり方が検討されている。

コントロールセンター

地域全体のエネルギーの利用状況を把握し、適切に管理するのが「コントロールセンター」の役割である。そのための情報(電力使用量)は各家庭などに取り付けられた「スマートメーター」から発信される。例えば地域の電力供給が逼迫した場合、コントロールセンターからその旨の情報を受け取り、家庭内の照明や電気製品を予め設定された省エネモードに切り替えるなどして、電力使用量を抑制する。

地域内融通

双方向のネットワークで結ばれた地域では、エネルギーを巧みに融通し合うことによって電力利用の集中を避けることができる。例えば、日中、各家庭の太陽光発電でつくった電気を多くの人が電力を消費するビジネスエリアに供給したり、また雨の地域と晴れの地域でエネルギーの受け渡しをすることが可能になる。地域という単位でエネルギーを上手にやりくりすることで、その利用率を大きく向上させられるのがスマートコミュニティである。こうした「エネルギーの地産地消」を促進していくことが、結果的に低炭素社会の実現につながっていく。

スマートグリッド

電力の利用効率を高めたり、需給バランスを取ったりして、電力を安定供給するための新しい電力送配電網のことを「スマートグリッド」という。スマートグリッドの構築は、再生可能エネルギーを大量導入するために不可欠なインフラのひとつである。

スマートハウス

省エネ家電や太陽光発電、燃料電池、蓄電池などを組み合わせて利用する家のことをいう。生活の快適性を損なうことなく節電や省エネができる。

スマートメーター

電気料金の「見える化」の基盤となる通信機能付きの電力メーター。情報を発信するだけでなく、コントロールセンターからの情報の受信にも使われる。現在、電力各社が導入計画を進めており、2024年度末までに日本の全世帯・全事業所に導入されることになっている。

HEMS

家庭のエネルギー管理システムのことをいう。これまでエネルギーバランスの調節は供給サイドのみで担ってきたが、その役割を需要サイドでも担う際に不可欠なのが「HEMS」(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム=home energy manage-mentsystem)である。家庭用蓄電池や次世代自動車といった「蓄電機器」と、太陽光発電、家庭用燃料電池などの「創エネルギー機器」の需給バランスを最適な状態に制御し、再生可能エネルギーも効率的に活用する。家庭内における状況は、いつでもモニタで確認が可能。「見える化」でムダな消費を減らすことができる。

スマートハウスイメージ図