かがやけ!みんなのエネルギー

エネルギー教育を進めるに当たって留意すべき4つの視点

4つの視点を理解するヒント

最初の『 1 エネルギーの安定供給の確保』、『 2 地球温暖化問題とエネルギー問題』は、現在のエネルギー問題が起きている原因です。その解決策を考えるために、後の『 3 多様なエネルギー源とその特徴』、『 4 省エネルギーに向けた取組』があり、それぞれ関連し合っているととらえることができます。教科や課外活動などを通じ、子どもたちの発達段階によって濃淡をつけながら、実践の中で理解を深めましょう。

1.エネルギーの安定供給の確保

学習のねらい

資源小国である日本では,エネルギーの安定供給確保が重要課題であることを考える。

二酸化炭素排出量のうちわけ(2013年度)

エネルギーを大量消費しながら日本は経済発展を遂げ、豊かで快適な暮らしを享受してきた。しかし、日本はエネルギー資源に乏しく、そのほとんどを海外からの輸入に依存しており、エネルギー自給率は6%にまで低下したこと、中国やインドを始めとする新興国の経済成長に伴うエネルギー需要の増加などにより、世界のエネルギー需給は逼迫してきていることを理解できるようにする。

このような状況下において、日本として、社会を持続させるために必要な量のエネルギーを受容可能な価格で安定的に供給するための方策を社会的、科学・技術的な観点から考察できるようになることをめざす。

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2.地球温暖化問題とエネルギー問題

学習のねらい

地球温暖化問題をエネルギー問題としてとらえることが重要であることを考える。

持続可能な社会構築にあたっての課題の一つが地球温暖化であり、その原因の一つとして温室効果ガスである二酸化炭素濃度の上昇があるといわれている。日本が排出している温室効果ガスの約9割がエネルギー起源の二酸化炭素であり、この排出抑制が温暖化対策に当たっては重要と考えられる。

この問題に向き合うに当たって、エネルギー利用という切り口からどのような社会的、科学的・技術的な方策があるか、考察できるようになることをめざす。

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3.多様なエネルギー源とその特徴

学習のねらい

エネルギーの安定供給確保と地球温暖化対策のために、エネルギー源を多様化することが必要なことを考える。

電気の使用量の変化に合わせた電源の組み合わせ例

現在使用されているエネルギー源には、石油・天然ガス・石炭といった化石燃料、原子力や再生可能エネルギーといった非化石エネルギーがある。それぞれのエネルギー源の特徴を学習し、各エネルギー源にはメリットとデメリットがあることを理解できるようにする。

その上で、各エネルギー源の特徴に照らし、どのエネルギーをどのように使っていくことが、また科学・技術による新しいエネルギー源の開発や社会システムの構築を行うことがエネルギーの安定供給の確保や地球温暖化問題の解決、ひいては持続可能な社会の構築につながるか、考察できるようになることをめざす。

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4.省エネルギーに向けた取り組み

学習のねらい

エネルギー消費効率を改善するためには、私たち一人一人が省エネを実践するとともに、日本の高い省エネ技術を外国に普及させる国際貢献も重要であることを考える。

最終エネルギー消費の移り変わり

日本は石油ショック以降、省エネの進展や産業構造の変化などにより産業部門ではエネルギー消費はほとんど増えていないが、家庭やオフィスの民生部門や、運輸部門ではエネルギー消費が大きく増加していること、日本のみならず、世界規模でエネルギー消費は急激に増加していることを認識させ、持続可能な社会の構築のためには、エネルギーの消費を改善していくことが必要であることを理解させる。

その上で、我が国の、そして世界のエネルギー消費を改善していくために、私たち一人一人が暮らしの中で何を行うべきか、また既存技術や革新技術を社会としてどのように活用すべきか、そして日本は世界に対してどのような貢献ができるかを考察できるようになることをめざす。

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