かがやけ!みんなのエネルギー

ストーリー1 2, さがしてみよう! エネルギー

学習のねらい
  • 身のまわりのエネルギーの存在に気づく。
  • それらがどのような働きをし、くらしや社会に役立っているかを考える。
指導上のポイント
  • エネルギーは熱や光などさまざまな姿に変化し仕事をしている。
  • 私たちは毎日のくらしでも間接的に多くのエネルギーを消費している。
関連する単元
  • 4年社会科住みよいくらしをつくる(電気やガスの確保)
  • 5年社会科私たちの生活と食料生産
  • 5年社会科私たちの生活と工業生産
  • 4年  理科 電気の働き
  • 5年  理科 電流の働き
  • 6年  理科 発電と電気の利用
関連ワークシート
  • ② お米を作るエネルギー

エネルギーの分類

日常的には機械や電気製品、交通機関などを動かす原動力という意味で、石油やガスなどのエネルギー資源や電気なども単にエネルギーと呼んでいる。

天然ガスや石炭、原油などの化石燃料や風力、水力、ウランなどの自然から直接採取するエネルギーを一次エネルギーと呼ぶ。通常、一次エネルギーは利用しやすい形に変えて、私たちが最終的に消費する。これを二次エネルギーと呼び、電力、石油製品などの石油系燃料、石炭などの固形燃料、および都市ガスなどのガス燃料がある。

※11ページ「エネルギーの変換」で述べているとおり、物理的なエネルギーは変換の前後でエネルギーの総量は変わらない(エネルギー保存の法則)が、私たちがくらしの中で使えるエネルギー(一般的な意味でのエネルギー)には限りがあることに留意する。

一次エネルギーと二次エネルギー

直接エネルギーと間接エネルギー

電気やガス、ガソリンなどは、直接的に消費するエネルギーである。これに対し、間接エネルギーは、目には見えないが生活必需品などの生産・加工の過程や、製品を輸送する段階で使われるエネルギーである。目に見えないだけに実感しにくいものであるが、私たちのくらしを支えるために、意外に多くのエネルギーが使われている。

製品の間接エネルギーは、消費者がそれを使用する期間の長短にかかわりなく一定量である。一方、直接エネルギーは製品を使用する段階で消費されることから期間の長短に比例する。消費生活に必要となるエネルギーをトータルで考えると、直接エネルギーだけでなく間接エネルギーまで含めた製品のライフサイクルエネルギーを考える必要がある。

家庭の直接エネルギーと間接エネルギーの割合
ものの生産に必要な間接エネルギー量

ものの輸送などにかかるエネルギー

私たちが間接的に消費している製品などの輸送にかかるエネルギーは、最終エネルギー消費の8.6%※1を占めている。また、石油製品の最終エネルギー消費の17.2%※1を占めている。

食料の場合、現代は物流や鮮度管理技術の向上、チェーンストアの全国展開などにより、長距離輸送された食料を安価に入手することができるようになった。しかし、フード・マイレージ※2の観点から考えると、食料と同時にエネルギーを消費していることを理解させたい。

※1(出所)経済産業省資源エネルギー庁「総合エネルギー統計 エネルギーバランス表」(2013年度)より算出
※2 フード・マイレージ(食料を運ぶのにかかったエネルギーを表す指標)については51ページ参照。