今夏やるべき節電

2015年。この夏すべき節電を、節約アドバイザー 和田由貴さんがお伝えします。

  • 1.もう一度確認したい、節電の常識ウソ・ホント
  • 2.夏の節電生活の基本を知っておく
  • 3.より効果的に節電するための豆知識

3.より効率的に節電するための豆知識

 正しい知識を持って効率的に取り組むことで、上手に節電&節約を実現したいものです。家電別にチェックして、できることからぜひ取り入れてみてください。

エアコン

① 「風量は自動に設定」が一番効率的

 風量を自動に設定しておけば、設定温度になるまで風量は「強」、設定温度になってからは「弱」でキープと、エアコンが自動で調整してくれます。手動で風量を弱のままにしておくと、設定温度に室温を下げるまでに時間がかかることになり、かえって非効率だったりもします。送風口のフラップの向きも自動設定におまかせするのが賢い方法です。

② ドライ VS 冷房 どっちが節電?

 ドライ運転は冷房運転より電気代がかかることがあります。そもそもドライ運転は気温が低くて湿気のあるときに使う機能。梅雨時や冬の部屋干ししている室内などに向いています。夏の暑い時期は、室温を下げて除湿効果もある冷房運転がおすすめです。

③ 「送風モード」でエアコン内のカビ防止!

 エアコンの運転を止める際、5~10分ほど送風運転をすることで、結露を防ぐことができます。エアコン本体の温度が急激に上昇することで結露が発生すると、ホコリと結びついてカビの原因になるので要注意。最新機種では、電源オフにすると自動的に送風運転がセットになっているものもあります。フィルターのこまめな掃除、3年に1度程度の専門業者によるエアコンクリーニングなども大切です。

④ 扇風機・サーキュレーターと併用は位置関係がポイント

 エアコンから吹き出す冷気を上手に室内に循環させるためにも、扇風機やサーキュレーターと併用しましょう。冷たい空気はエアコンを設置しているのと反対側にたまります。そこに扇風機かサーキュレーターを置き、天井に向かって風が吹くようにセットします。空気を撹拌するという点ではサーキュレーターがベストですが、夏場であれば扇風機でも十分です。

冷蔵庫

① 熱を逃がす「隙間」を考えて設置するのが重要

 冷蔵庫は内部を冷やすために放熱をするので周囲に隙間を作って設置することが大切です。目安としては左右は各2㎝、後ろは10㎝程度。ただし、最新の機種では後ろにぴったりつけられる構造になっているものもあるので、取扱説明書をきちんと読んでおくといいでしょう。冷蔵庫の上に直接ものを置くのもよくありません。足つきのラックなどを利用して、冷蔵庫上部に直接ものがあたらないようにして収納スペースを作るのも方法です。

② 冷蔵庫はすっきり!冷凍庫はびっちり!?

 冷蔵庫はできるだけものをすっきり配置して冷気を循環させるのがコツですが、冷凍庫は反対にものをいっぱい詰め込むのが省エネ。クーラーボックスの中に少ししかものがないとすぐ溶けてしまいますが、いっぱい入れておくと溶けづらいのと同じ原理です。省エネ、食品を長持ちさせるという両面から、食品はなるべく冷蔵よりも冷凍保存するようにしたいですね。

その他

① 主流になりつつあるLED

 電球には白熱電球、電球型蛍光ランプ、LED電球の3種類があります。国内メーカーではすでに白熱電球の生産が終了。寿命が20,000~40,000時間と長く、白熱球に比べて消費電力量が約1/6になるLEDへの移行が進んでいます(※6)。
 わが家でも最近、天井付けのシーリングライトをLEDに買い替えました。LEDのシーリングライトは数年前まで50,000円以上していましたが、今回、6000円程度で購入。ずいぶん価格が安くなっているのを実感しました。
 ただ、そうはいってもほかの電球に比べるとLEDは高いので、無理に一度に買い替えなくても大丈夫。今使っている電球の寿命がきたら、順次切り替えていけばよいと思います。
 また、LEDの場合、形やサイズ、機能などによって使えない場合があるので、事前にしっかりチェックしておくようにします。明りの色などもメーカーによって差があるので、何カ所も付け替える場合は、1つ試し買いをしてから決めたほうがいいですね。

※6)環境省HP「しんきゅうさん」より
http://shinkyusan.com/product_selection/01.html

② 電気で熱を作る家電はコスト高!

 炊飯器、電気ポット、温水洗浄便座など、電気を使って長時間保温をする機能のある家電は、意外に電気代がかかります。ごはんを炊いたら保温せずに、小分け冷凍して食べるときに電子レンジで温める、お湯はやかんや電気ケトルで沸かす、温水洗浄便座は節電モードにするなど、できるだけ代用や工夫を考えてみてください。
 特に電気ポットの場合、毎日朝から夜まで保温をして使っていると電気代は年間1万円以上もかかるので要注意です(※7)。

※7)年間消費電力量382kWh/年の2.2ℓの電気ポットの場合、電気料金単価27円/kWhで計算すると、382kWh/年×27円=10,314/年となります。

③ 取説をきちんと読んでみる

 家電の取扱説明書、いわゆる取説はほとんど読まないという人も多いかと思います。でも、実は取扱説明書には、家電を省エネモードで上手に使う方法や、簡単なお手入れのコツなど、意外に知らない情報がたくさん書かれています。たとえば、重たい冷蔵庫も下についているネジを調整することで女性ひとりでも簡単に動かせるのですが、そういう情報も取扱説明書を読めば知ることができますよ。

 正しい節電の知識を知って、無理なく続けられる夏の節電を心がけていくことが大切です。節電を習慣にすると同時に節約にもなり、家計にやさしい暮らしができるようになりますよ。

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