マンガでわかる 電気はあってあたりまえ?
電気をつくる方法 その❸ 原子力発電
最後に原子力発電のしくみを見てみましょう。原子力発電では、ウラン燃料を使って電気をつくります。 ちょっと難しいかもしれませんが、核分裂という反応で出てくる熱を使って、火力発電と同じように蒸気をつくり、蒸気の力で発電機につながったタービンを回しています。
★青森県内の原子力発電所:東通原子力発電所(東通村)、大間原子力発電所(大間町)※建設中
- 写真提供:東通原子力発電所 東北電力(株)
ウラン燃料は小指の先くらいの大きさですが、これ1個で皆さんの家庭で使う電気の6~8か月分をつくることができます。また、再生可能エネルギーと同じように、発電のときに二酸化炭素を出しません。
さらに、一度発電に使い終わった後も、燃料をリサイクルすることができます。
ただ、ウラン燃料は放射線を出す物質(放射性物質)なので、しっかりと閉じ込めるなど、厳しく管理する必要があり、発電所ではいろいろな対策をしています。