マンガでわかる 電気はあってあたりまえ?
電気をつくる方法 その❷ 太陽光・風力・地熱発電
太陽光や風、地熱など自然の力を利用したエネルギーを「再生可能エネルギー」と呼んでいます。「再生可能」とは「繰り返し使うことができる」という意味で、水力発電に使う水もそのひとつです。
太陽光発電
太陽光発電は、太陽光パネルという装置にあたった光を電気に変えるしくみです。家の上に乗せる小規模なものや、広大な土地を使う大規模なものがあります。
★青森県内の太陽光発電所:ユーラス六ヶ所ソーラーパーク(六ヶ所村)など
風力発電
風力発電は、青森県でも盛んに行われています。風があたると大きな羽根(プロペラ)が回り、羽根につながっている発電機が動くしくみです。
★青森県内の風力発電所:六ヶ所村二又風力発電所(六ヶ所村)など
太陽光発電や風力発電は、発電するときに二酸化炭素を出さない長所がありますが、安定した発電ができません。太陽光発電は雨の日や夜間、風力発電は風が弱いときには、効率よく発電ができず、つくる電気の量が少なくなってしまいます。また、たくさんの電気をつくるには広い土地も必要で、発電のためにかかる費用が高くなります。
地熱発電
地熱とは地球内部の熱のことで、この熱でつくられている地下の熱水や蒸気を地上へくみ上げて、火力発電と同じように、発電機につながったタービンを回します。地熱発電は、安定した発電ができますが、地熱が使える場所の近くには火山や自然公園などがあることが多く、新しい発電所をつくれる場所は限られています。