マンガでわかる 電気はあってあたりまえ?
電気をつくる方法 その❶ 火力発電・水力発電
電気をつくる方法には、火力発電、水力発電、太陽光・風力・地熱発電、原子力発電などがあります。
では、どうやって電気をつくるのか、ひとつずつ見ていきましょう。
火力発電
火力発電は燃料を燃やした熱で水から蒸気をつくり、この蒸気を発電機につながった巨大なタービンに勢いよくぶつけて回すことで電気をつくっています。
火力発電は、大量の電気をつくることができ、発電する量も調節しやすいという長所があります。
ただし、燃料は、石油・石炭・天然ガスといった限りある地球の資源なので、いつかはなくなってしまうと考えられています。また、燃料を燃やすと、地球温暖化の原因になる二酸化炭素が出てしまいます。
★青森県内の火力発電所:八戸火力発電所(八戸市)
- 写真提供:八戸火力発電所 東北電力(株)
水力発電
水力発電は、水が高いところから低いところへ落ちる力を利用して、発電機につながった水車を回して電気をつくります。川の水をそのまま落とす方法と、ダムをつくって川の水をためてから落とす方法があります。
水力発電は燃料費がかからず、発電のときに二酸化炭素も出しません。でも、雨や雪が少ないとダムの水が減り、発電ができなくなることもあります。また、昔からダムの開発がすすめられてきたため、
もう大きな水力発電所をつくれる場所はほとんどなく、これからは川辺に水車を置くなど小さな水力発電が増えると考えられています。
★青森県内の水力発電所:浅瀬石川発電所(黒石市)など
写真提供:浅瀬石川ダム 国土交通省東北地方整備局岩木川ダム統合管理事務所