高温ガス炉実証炉開発事業を担う中核企業の選定に係る公募の事前周知について
2023年2月22日
経済産業省資源エネルギー庁
原子力政策課
概要
経済産業省は、2023年度から開始予定の委託事業「高温ガス炉実証炉開発事業」において、基本設計を実施するとともに将来的には製造・建設を担う事業者を、広く一般から募集することと致しました。その公募内容について、事前にお知らせさせていただきます。
事業内容
2050年のカーボンニュートラルの実現には、国内総排出量の約25%を占める鉄鋼や化学を含む産業部門からの削減が必須であり、そのためには大規模かつ安価な水素供給が必要です。高温ガス炉は、従来の軽水炉よりも高温度帯となる800℃以上の高温熱活用や水素製造等の産業利用が期待されます。JAEAの実験炉であるHTTRが再稼働済みであり、熱需要と水素製造の脱炭素化の手段として、商用化を目指した実証炉開発を行うことができる段階にあります。本事業を通じて、2050年には、800℃以上の脱炭素高温熱とカーボンフリー水素製造法によって、約12円/Nm3で大量の水素を安定的に供給する可能性を念頭に、製鉄や化学等での産業利用に繋げることを最終目標とします。
周知内容
事業目的を踏まえ、高温ガス炉実証炉の基本設計を実施するとともに将来的には製造・建設を担う中核企業となることを希望する事業者は、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。また、ご不明点があれば併せてお問い合わせ下さい。なお、提案事業者は、日本国内企業であることを条件とします。
意見募集期間
令和5年2月22日~令和5年2月28日 12時まで
関係資料ダウンロード
参考資料ダウンロード
令和5年度経済産業省予算案のPR資料一覧:GX支援対策費
お問合せ先
〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1
経済産業省 資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 原子力政策課
担当:佐藤、大田
電話:03-3501-1991
E-MAIL:sato-yuto@meti.go.jp、ota-yuhei@meti.go.jp
※お問合せは電子メールでお願いします。
最終更新日:2024年12月19日