10.省エネ
徹底した省エネ・非化石転換
省エネなど、需要側の取組は進んでいますか?
化石燃料の大宗を海外からの輸入に依存する我が国において、徹底した省エネルギーの重要性は不変ですが、今後、2050年カーボンニュートラルに向けて更に排出削減対策を進めていく上では、徹底した省エネルギーに加え、電化や非化石エネルギーへの転換に取り組んでいくことが重要です。
需要サイドのカーボンニュートラルに向けたイメージと取組の方向性
産業分野での取組
燃料転換や電化、非化石転換を大胆に進めるため、省エネ設備への更新支援や、専門家による中小企業の「省エネ診断」の支援を行っています。地域の金融機関や省エネの支援機関とも連携しながら、中小企業も含めた省エネの取組を促進していきます。
業務・家庭分野での取組
住宅・建築物は一度建築されると長く使われるため、省エネ性能の向上、再エネ導入等の非化石転換、ディマンドレスポンス(DR)を進める必要があります。まずは、新築の住宅・建築物について、ZEH・ZEB水準の省エネ性能を確保するため、省エネ基準への適合義務化や基準引き上げを進めるとともに、支援措置も講じています。
また、今後デジタル化の進展に伴い更なる活用が見込まれるデータセンター等の効率改善を進めていきます。
※ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス):断熱性能を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネを実現した上で、再エネを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅です。
住宅・建築物の取組の方向性
家庭でできる省エネ方法や商品選びなど、省エネに関する情報が盛りだくさん
エネルギーコスト上昇に強い経済社会の実現に向けて、事業者・家庭の省エネを支援しています。こうした支援策も含め、省エネに関連する各種施策の情報は「省エネポータルサイト」に掲載しています。
最終更新日:2025年3月28日