日本のエネルギー 2021年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」

9.原子力

原子力発電所の稼働状況

Q原子力発電は必要ですか?

A資源の乏しい我が国で、1.安定供給の確保、2.電力コストの引下げ、3.温室効果ガス排出の抑制の3点を実現するためには、原子力発電は欠かすことのできない電源です。再稼働にあたっては、安全性を最優先に、新規制基準に適合することが必要です。

日本の原子力発電所稼働状況

日本の原子力発電所稼働状況

核燃料サイクルと地層処分

日本は、原子力発電所の使用済燃料を再処理し、回収されるウランとプルトニウムを再利用しつつ、廃棄物の発生量を抑える「核燃料サイクル」を推進しています。

核燃料サイクルと地層処分 燃料集合体、金属キャスク図

再処理後に残る廃液は、ガラス原料と溶かし合わせたガラス固化体とし、地下深部に埋設することで隔離する方法で処分します(地層処分)。

燃料集合体、金属キャスク図:
日本原子力文化財団「原子力・エネルギー図面集」

核燃料サイクルの3つのメリット

  • 放射性廃棄物の量を減らす
  • 放射性廃棄物が天然ウラン並みの有害度まで低下する期間が短くなる
  • 資源の有効利用

核燃料サイクルの3つのメリット

科学的特性マップと文献調査

科学的特性マップ

地層処分の仕組みや日本の地質環境等などについて理解を深めていただくために、2017年7月に「科学的特性マップ」を公表しました。

地域の科学的特性を4つの色で色分け - こちらのQRコードで記事がご覧頂けます。

※グリーンの地域であっても、個々の地点が地層処分に必要な条件を満たすかどうかは、段階的な調査を綿密に実施し、確かめる必要があります。

文献調査の詳細はこちら - QRコードで記事がご覧頂けます。

科学的特性マップを公表以降、全国各地で対話活動を実施中。これまでの取組状況を踏まえ、全国のできるだけ多くの地域で文献調査を実施できるよう、引き続き全国での対話活動に取り組んでいます。

段階的な調査

コラム - 世界における原子力の動向

原子力発電の発電量実績を見ると、上位からアメリカ、中国、フランス、ロシア、韓国となってますが、建設中の原子力発電容量を見ると、中国が非常に多くの建設を行っていることが分かります。

世界の原子力発電 発電量(2020年)

世界の原子力発電 発電量(2020年)

建設中の原子力発電容量(2020年)

建設中の原子力発電容量(2020年)

出典:
IAEA「Energy, Electricity and Nuclear Power Estimates for the Period up to 2050 REFERENCE DATA SERIES No. 1 2021 Edition」

「エネルギーの今を知る10の質問」一覧ページに戻る