日本のエネルギー 2020年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」
5.3E+S
基本方針
Qエネルギー政策の基本方針はどうなっていますか?
A安全性(Safety)を大前提とし、自給率(Energy Security)、経済効率性(Economic Efficiency)、環境適合(Environment)を同時達成するべく、取組を進めています(3E+S)。
日本は資源に恵まれない国です。全ての面で優れたエネルギーはありません。エネルギー源ごとの強みが最大限に発揮され、弱みが補完されるよう、多層的なエネルギー供給構造を実現することが不可欠です。
Q将来の一次エネルギー供給および電源構成はどうなりますか?
Aエネルギー政策の基本方針に基づき、施策を講じたときに実現される2030年度のエネルギー需給構造のあるべき姿(エネルギーミックス)は下図のとおりです。
エネルギーミックスの進捗状況
- 出典:
- 総合エネルギー統計(2018 年度確報値) 等を基に資源エネルギー庁作成
コロナショックとエネルギー安定供給
Qコロナショックは、エネルギー需給にどのような影響を与えましたか?
AIEA(International Energy Agency:国際エネルギー機関)によると、コロナショックの影響等により、2020年の世界のGDP、一次エネルギー供給率、CO₂排出量が前年を大きく下回ると予測されています。
コロナショックと過去のショックの前年比増減率(世界)
- 出典:
- IEA データベース(※2020年は予測値)
- 出典:
- 第31回総合資源エネルギー調査会 基本政策分科会資料より作成