日本のエネルギー 2020年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」

3.環境

地球温暖化対策 ~カーボンニュートラル~

Qカーボンニュートラルとは何ですか?

A「温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」ことです。

  • 「温室効果ガス」の対象は、CO2だけでなく、メタンなど全ての温室効果ガス。
  • 「排出を全体としてゼロにする」とは、排出量から吸収量を差し引いた、合計がゼロとなる(ネットゼロ、実質ゼロと同じ)

日本の温室効果ガス排出量(2018年度)

日本の温室効果ガス排出量(2018年度)

CO2以外の温室効果ガスはCO2換算した数値

温室効果ガスのネットゼロ排出のイメージ

温室効果ガスのネットゼロ排出のイメージ

カーボンニュートラルに賛同した国

カーボンニュートラルに賛同した国

国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「IPCC1.5度特別報告書」によると、産業革命以降の温度上昇を1.5度以内におさえるという目標を達成するためには、2050年近辺までのカーボンニュートラルが必要という報告がされています。この1.5度努力目標を達成するために、2020年10月28日時点で、日本を含め123か国と1地域が、2050年までのカーボンニュートラルを表明しています。

カーボンニュートラルへの転換イメージ

カーボンニュートラルへの転換イメージ

数値はエネルギー起源CO2

温室効果ガス排出量

Q日本は温室効果ガスをどれくらい排出していますか?

A東日本大震災以降、温室効果ガス排出量は増加しましたが、2018年度は12.4億トンまで減少しました。今後も、削減に向けた努力を続ける必要があります。

日本の温室効果ガス排出量の推移

日本の温室効果ガス排出量の推移

出典:
総合エネルギー統計、日本の温室効果ガス排出量の算定結果(環境省)を基に作成
温室効果ガス:
CO2、メタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン類、パーフルオロカーボン類、六フッ化硫黄の6種類。

コラム - 世界のCO2排出量

日本のCO2排出量は、世界で5番目。CO2排出の内訳の大宗はエネルギー起源が占めます。世界のエネルギー起源CO2排出量は、先進国では削減が進みますが、世界全体では減っていません。
エネルギー起源CO2は化石燃料の使用によることから、日本は、高効率・低炭素技術やカーボンリサイクル等のイノベーションを展開し、世界の排出削減に貢献するよう取り組んでいます。

世界のCO2排出量推移

世界のCO2排出量の推移

出典:
IEA「Energy related CO2 emissions 1990-2019」より作成
(備考)
「先進国」は、オーストラリア・カナダ・チリ・EU・アイスランド・イスラエル・日本・韓国・メキシコ・ノルウェー・ニュージーランド・スイス・トルコ・米国を指す

世界のCO2排出量(2017年)

世界のCO2排出量(2017年)

CO2の排出量、どうやって測る?~“先進国vs新興国”

未来ではCO2が役に立つ?!「カーボンリサイクル」でCO2を資源に - こちらのQRコードで記事がご覧頂けます。

CO2の排出量は「先進国で削減vs新興国で増加」と言われますが、国別の排出量の推移や対立に気をとられるのではなく、世界全体でどれだけ排出量が削減できたかを常に注視することが大切です。

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