日本のエネルギー 2019年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」

4.安全性

自然災害の状況

Q激甚化する自然災害に対し、どのようにエネルギー安定供給および安全性を確保しますか?

A災害に強いインフラの整備、早期復旧のための取組を進めています。

台風・豪雨による電力インフラの損壊

兵庫県淡路市風力発電設備倒壊(2018年8月台風)

兵庫県淡路市風力発電設備倒壊
(2018年8月台風)

千葉県市原市水上設置型太陽光発電所損壊(2019年9月台風)

千葉県市原市水上設置型太陽光発電所損壊
(2019年9月台風)

千葉県君津市送電線鉄塔倒壊(2019年9月台風)

千葉県君津市送電線鉄塔倒壊
(2019年9月台風)

地震による大規模停電 北海道胆振東部地震による北海道大規模停電(2018年9月地震)

北海道で起こった最大震度7の地震にともない、北海道エリアにおいて、日本で初めてとなるエリア全域におよぶ大規模停電(ブラックアウト)が発生しました。ブラックアウトは、苫東厚真火力発電所1、2、4号機の停止に加え、3ルート4回線の送電線事故に伴う複数の水力発電所の停止といった複合要因によって発生しました。

地震による大規模停電

出典:
平成30年北海道胆振東部地震に伴う大規模停電に関する検証委員会最終報告から資源エネルギー庁が作成
参照:
https://www.occto.or.jp/iinkai/hokkaido_kensho/hokkaidokensho_saishuhoukoku.html
※1
データから考えて推測などを含むが可能性の高い事実として認められること。
※2
現時点で明らかではないが可能性のある又は否定出来ないこと。

津波による被害

東日本大震災時の津波の影響で水素爆発をした福島第一原子力発電所
(2011年3月)

福島第一原子力発電所の写真

画像:
東京電力ホールディングス写真集
https://photo.tepco.co.jp

取組1:電力ネットワークの在り方の改革

対応1 送配電網の技術基準の更新、老朽設備の更新

全国の送電鉄塔の建設年別の内訳

全国の送電鉄塔の建設年別の内訳

対応2 地域間連系線等を増強し、系統の広域化・相互融通を促進

地域間連系線の整備状況

地域間連系線の整備状況

レジリエンス:
「強じん性」、あるいは「回復力」や「弾力性」を表す。
地域間連系線:
隣接する電力会社の供給区域の系統設備を相互に接続する送電線、周波数変換装置、交流直流変換装置のことで、エリアを超えた電力の融通が可能になる。

取組2:安全性を高めた新規制基準への対応

原子力発電所の再稼働にあたっては、原子力規制委員会によって、新規制基準に適合することが求められ、事故防止のための対策強化、万一の際の備えの強化を行っています。

新規制基準(2013年7月)

出典:
原子力規制委員会資料

新規制基準に対応した安全対策とその効果(例)

新規制基準に対応した安全対策とその効果(例)

関西電力高浜3号機第1回安全性向上評価届出書(2018年1月10日届出)における確率論的リスク評価(PRA)結果(内的PRA、地震PRA、津波PRA)

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