日本のエネルギー2018 「エネルギーの今を知る10の質問」

1.どのくらいエネルギーを自給できていますか?

エネルギー自給率の低下

Q日本は、国内の資源でどのくらいエネルギーを自給できていますか?

Aもともと、日本は石油や天然ガスなどの資源に乏しい国です。2017年の日本のエネルギー自給率は9.6%であり、他のOECD諸国と比較しても低い水準となっています。

主要国の一次エネルギー自給率比較(2017年)

自給率の国別順位と、その内訳を表した棒グラフ。
【1位】はノルウェーで792.6%。うち、原油・天然ガス・水力がほとんどを占める。【2位】は石炭が半数以上を占めるオーストラリアで306.0%、【3位】カナダ173.9%と続き、アメリカは【5位】で92.6%。ヨーロッパ各国では、【11位】イギリス、【18位】フランス、【22位】ドイツ、【28位】スペイン。日本は、【33位】韓国の次、【34位】で自給率はわずか9.6%。日本に次ぐ【35位】はルクセンブルグで5.3%。日本は、他のOECD諸国と比較すると低い水準となっている。

我が国のエネルギー自給率

2017年の日本のエネルギー自給率は9.6%で、過去最低だった2014年の6.4%からは上向いている。
詳細は、2010年20.3%→2011年11.6%→2012年6.7%→2013年6.6%→2014年6.4%→2015年7.4%→2016年8.2%→2017年9.6%と推移している。

エネルギー自給率が低いことは、資源を他国に依存しなくてはならず、資源確保の際に国際情勢の影響を受けやすくなり、安定したエネルギー供給に懸念が生じます。

エネルギー自給率:
生活や経済活動に必要な一次エネルギーのうち、自国内で確保できる比率です。
出典:
IEA「World Energy Balances 2018」の2017年推計値、日本のみ「総合エネルギー統計」の2017年度確報値。
表内の順位は2017年OECD35カ国中の順位です。

Q日本はどのような資源に依存していますか?

A海外から輸入される石油・石炭・天然ガス(LNG)などの化石燃料に大きく依存しています。東日本大震災前、化石燃料への依存度は81.2%(一次エネルギー供給ベース)でしたが、原子力発電所の稼働停止に伴う火力発電所の焚き増しによって依存度はさらに高まり、足下の2017年度は87.4%となっています。

我が国の一次エネルギー国内供給構成の推移

第一次石油ショック時の1973年度、東日本大震災前の2010年度、最新の2017年度の、一次エネルギ国内供給の構成比を円グラフで表した図。
石炭・石油・LNGの化石燃料依存度(一次エネルギー供給ベース)は、1973年度94.0%、2010年度81.2%、2017年度は、震災後原⼦⼒発電所の稼働停⽌にともなう電⼒の不⾜を火⼒発電所の焚き増しによっておぎなったことから、87.4%まで増加している。

出典:
総合エネルギー統計
当資料で扱うパーセンテージ表示については、四捨五入の関係上、合計が100%にならない場合があります。
再生可能エネルギー等は水力を除き、未活用エネルギーを含みます。

資源確保

Q日本はどのような国から資源を輸入していますか?

A原油は中東地域に約88%依存しています。また、天然ガスや石炭についても、オーストラリアやロシアのほか、アジア・オセアニアや中東地域など、そのほとんどを海外からの輸入に頼っています。

日本の化石燃料輸入先(2018年)

日本が化石燃料を輸入している地域を円グラフで表したもの。
2018年、日本の原油総輸入量は約11.0億バレル。内訳は、サウジアラビア38.6%、アラブ首長国連邦25.4%、カタール、クウェートと、中東が約90%を占めている。
2018年、日本のLNG(天然ガス)総輸入量は約8,285万トン。内訳は、オーストラリア34.6%、マレーシア13.6%、カタール12.0%と、多くはアジア・オセアニアからの輸入だが、ロシア(8.1%)やアメリカ(3.0%)、ナイジェリア(1.9%)など様々な地域から調達している。
2018年、日本の石炭総輸入量は1億1,367万トン。内訳は、オーストラリア71.5%、インドネシア11.8%、ロシア10.8%とオーストラリア1国への依存が高くなっている。
また、日本の化石燃料の海外依存度は、原油99.7%、LNG(天然ガス)97.5%、石炭99.3%である。

資源の安定確保のため、主な原油調達先である中東産油国との関係強化を進めると同時に、調達先の多角化、更なる権益獲得に向けた取組み、LNG取引の活性化を進めています。

出典:
貿易統計

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