
今年度は全国の小中学生から、7830点のポスター作品の応募がありました。私は省エネルギーのポスター作品の審査というものは初めてでしたが、まずは、力作ぞろいで大変感心しました。
「省エネ」というと、すぐに電気やガスの使用を節約することを想像しますが、それだけではなく作品の中には、コンセントからプラグを抜くこと、打ち水をしてクーラー無しで夏を涼しく過ごすこと、家族でひとつの部屋に集まって団らんすること、冷蔵庫の開閉を減らすこと、照明を消して夜空の星を眺めること、公共交通機関を使うこと、早寝早起きの生活をすること・・・など、子どもたちの「省エネ」へのいろいろな想像力、工夫が込められていて、その種類、表現方法の幅広さに驚かされました。
実は我が家では私も使っていない部屋の電気を消してまわっていて、家族もとても協力的です。絵の中に描かれた場面や行動は、そのまま家での私の姿でもあり親近感を覚えました。
最優秀賞の加藤雄太さんの作品「でんしゃやバスにのろう」は、メッセージがストレートで明確で、しかも子どもらしく元気のある表現になっています。同じく最優秀賞の竹内翔祐さんの作品「電気を消すと夜空も明るいね。」は、星空がとてもきれいに描かれており、感心しました。さらに「電気を消す」(省エネする)ことできれいな明るい夜空が見えるという提案はプラス思考で良いと思いました。
優秀賞の3作品も、どれもデザインとアイディアの斬新さが評価されました。
「カッパ」と「ふくろう」と「元気な女の子」の扱いがユニークでした。
そして特筆したいことは、最優秀賞、優秀賞に選ばれた5作品にはどこにも「省エネ」のことばが入っていないことです。省エネということばを使わずに省エネを訴えていることは、子どもたちの中に省エネの意識が着実に根付いているのだな、と感じました。
また作品を見るのを楽しみにしています。