世界のLPガス生産構成〈2002年〉(図-29)
出所:パービン&ガーツ
 
日本のLPガス供給〈2003年度〉(図-30)
出所:日本LPガス協会
 
 LPガスは、酸性雨の原因となるSOx(硫黄酸化物)の排出がほとんどないことと併せて、地球温暖化の原因といわれているCO2(二酸化炭素)の排出量も少ない地球に大変優しいクリーンなエネルギーです。
 
 LPガスは、日本全国総世帯数の約半数にあたる約2,800万世帯の家庭で使われているほか、工業を中心とした産業、タクシーをはじめとするLPガス自動車、化学原料や電力など幅広い分野で使用されています。  
 
日本のLPガスの輸入先(図-31)
出所:通関統計

 

 
 LPガスは、天然ガス田や油田から産出されるとともに、原油を精製する過程でも出てきます。 その比率はおおよそ3分の1ずつとなっています。(図-29)
 日本のLPガスは約4分の3を海外から輸入し、残りは国内に輸入された原油を精製する際に生産されています。その輸入先はサウジアラビアが全体の約3割、中東全体で約8割を占めていることから、供給基盤が脆弱になっています。(図-30、31)
 一方、LPガスは天然ガス田からも産出されることから、天然ガス田の開発に伴い、生産の増加、中東以外の供給地多様化が期待されています。
 我が国のLPガスは大半を輸入に依存し、かつその輸入先は中東に偏在していることから、安定供給確保のため、現在輸入業者に対して法律で義務づけられている民間備蓄(年間輸入量 の50日分)に加え、国家備蓄体制も2010年度に150万トン(約40日分)の達成を目標に本格的に推進しています。
 国家備蓄基地の建設地は5地点(石川県七尾(ななお)市、長崎県福島町、愛媛県波方(なみかた)町、岡山県倉敷市、茨城県神栖(かみす)町)に決定され、現在、基地建設工事等を行っています。
 
LPガス国家備蓄基地建設工事(茨城県神栖町)
 
 

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