放射性廃棄物の概要

区分と現状

我が国では放射性廃棄物は、再処理施設において使用済燃料からウラン・プルトニウムを回収した後に残る核分裂生成物を主成分とする 「高レベル放射性廃棄物」と、それ以外の「低レベル放射性廃棄物」と大きく二つに分けられます。

「低レベル放射性廃棄物」は、発生場所や放射能レベルによってさらにいくつかの区分に分けることができます。放射性廃棄物の区分別の保管量などをまとめると表のようになります。

廃棄物の種類 廃棄物の例 発生源 廃棄物の量
高レベル放射性廃棄物 ガラス固化体 再処理施設 ガラス固化体貯蔵管理中1,664本(注1)
低レベル放射性廃棄物 発電所廃棄物 高↑放射能レベル↓低 放射能レベルの比較的高い廃棄物 制御棒、炉内構造物 原子力発電所 200リットルドラム缶約60万本(注2)、その他(注3)
放射能レベルの比較的低い廃棄物 廃液、フィルター、廃器材、消耗品等を固形化
放射能レベルの極めて低い廃棄物 コンクリート、金属等
超ウラン核種を含む放射性廃棄物 燃料棒の部品、廃液、フィルター 再処理施設
MOX燃料加工施設
200リットルドラム缶約14.5万本(注2)
ウラン廃棄物 消耗品、スラッジ、廃器材 ウラン濃縮・燃料加工施設 200リットルドラム缶約10.4万本(注2)
クリアランスレベル(注4)以下の廃棄物 原子力発電所解体廃棄物の大部分 上に示した全ての発生源  
注1
平成21年末現在
注2
平成21年3月末現在
注3
蒸気発生器、チャンネルボックス、制御棒等も保管されている。
注4
発電所廃棄物についてはクリアランスレベルを制度化(平成17年5月に原子炉等規制法改正)

原子力発電所及び原子力発電に関連する施設

この図では、核燃料サイクルの様々な工程において発生する放射性廃棄物の種類と、その処理・処分方法について説明しています。
(画像をクリックすると大きい図が見られます。)

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