| Q5.電力負荷平準化対策について教えて下さい。 |
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A5.
月別の電気の使用状況は、昭和42年度までは年間の最大電力や1日の使用量の最高が大体12月〜1月の冬季に発生していました。これは、日照時間が短いため、午後6時前後の照明需要が大きな要因となっていたからです。その後ルームクーラーなどの冷房空調機器の著しい普及に伴い、全国的に夏季の7月〜9月にピークが出るようになりました。 |
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時間別の電気の使用状況は、以前は夕方6時前後の電灯点灯時にピークだったものが、昼間の2時〜3時頃のピークに変わってきました。ただし、北海道電力(株)は気候上、冬季の電灯点灯時にピークが出る傾向があります。 |
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電力負荷平準化対策は、電力負荷を電力需給のひっ迫した時期(夏季平日昼間等)から緩慢な時期(夜間、休日等)に移行させるピークシフト、あるいは需給のひっ迫した時期における電力を削減するピークカットなどにより最大需要電力の抑制を図る対策のことです。電力負荷平準化は、1)電力安定供給確保への寄与、2)電力供給コストを中長期的に低減する基盤の確立、3)省エネルギー・CO2の排出抑制効果の地球環境問題への寄与などの意義があります。 |
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ピークシフト
(昼間から夜間への移行)
夜 昼 夜 |
ピークカット
(ピーク時間帯の調整)
夜 昼 夜 |
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電力負荷平準化を表す指標の1つとして、年負荷率があります。年負荷率とは、電力需要の平準化度合いを示すものであり、どれくらい発電設備を効率的に使用しているかという目安にもなります。 |
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年負荷率は上式で表され、平均電力と最大電力に差があまりみられない場合、値は高くなり、発電設備を有効に使用していると言えます。しかし、平均電力に比べ最大電力が大きい場合、年負荷率の値は低くなり、未利用の発電設備が多くあると言えます。
年負荷率は、1970年度には67.1%であったものが年々低下してきました。近年はやや改善しているものの、約60%前後で推移しています。年負荷率低下の原因としては、冷房空調需要が急増してきたことによる夏季最大電力の尖鋭化、事務所ビルや商店・百貨店などからなるサービス経済化に伴う電力需要構造の変化、産業部門における素材型産業から加工組立型産業への産業構造の変化などが考えられています。 |
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電力負荷平準化対策については、1997年12月の電気事業審議会基本政策部会電力負荷平準化対策検討小委員会の中間報告において、負荷平準化機器の開発・導入、国民的理解を得るための活動等の対策が取りまとめられ、現在も、具体的展開が進められているところです。
1.負荷平準化機器の開発・導入
これまでの蓄熱式空調システム等に加え、近年では、電力貯蔵用蓄電池や夜間電力を活用するCO2冷媒ヒートポンプ給湯器が開発・実用化され、その普及が図られているところです。
2.活動内容
負荷平準化対策の取り組みは、国民的理解を得つつ進める必要があるため、
(財)ヒートポンプ蓄熱センターが中心となって、蓄熱パンフレットの作成や普及促進セミナーの開催などの啓発活動を行っています。その他にも、広く一般に呼びかける広告等のマスメディアの積極的な活用、優秀導入事例に対する表彰制度などの充実を図りながら効果的な推進活動を進めています。各電力会社では料金メニューの多様化、リース制度の導入等の取り組みを行っています。
経済産業省としても、導入支援・普及啓発事業、税制措置などの支援を行っています。
3.導入実績
これまでの蓄熱式空調システム導入によるピークシフト電力の実績は累計で160万kWと試算され、これは大型の原子力発電所の1基相当となります。 |
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