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  新エネルギーを巡る動向 

 

(1)新エネルギーとは  

 「新エネルギー」は、1997年に施行された「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法」において、 「新エネルギー利用等」として規定されており、「技術的に実用化段階に達しつつあるが、経済性の面での制約から普及が十分でないもので、 石油代替エネルギーの導入を図るために特に必要なもの」と定義しています。そのため、実用化段階に達した水力発電や地熱発電、 研究開発段階にある波力発電や海洋温度差発電は、自然エネルギーであっても新エネルギーには指定されていません。

 具体的には以下の通り。

  • 太陽光発電
  • 風力発電
  • 太陽熱利用
  • 温度差エネルギー
  • 廃棄物発電
  • 廃棄物熱利用
  • 廃棄物燃料製造
  • バイオマス発電(*)
  • バイオマス熱利用(*)
  • バイオマス燃料製造(*)
  • 雪氷熱利用(*)
  • クリーンエネルギー自動車
  • 天然ガスコージェネレーション
  • 燃料電池

 (*)は、政令改正(平成14年1月25日公布・施行)により、新たに追加。
 

 【新エネルギーの位置づけ】(PDFファイル)

 

(2)新エネルギーのメリット

 新エネルギーは、CO2の排出が少ないこと等環境へ与える負荷が小さく、資源制限が少ない国産エネルギー、 または石油依存度低下に資する石油代替エネルギーとして、エネルギーの安定供給の確保、地球環境問題への対応に資することから、 持続可能な経済社会の構築に寄与するとともに、さらに新エネルギーの導入は新規産業・雇用の創出等にも貢献するなど様々な意義を有している。

  • エネルギーの大部分を海外に依存している日本にとって、国産エネルギーとしてエネルギーの供給 構造の多様化に貢献する。
  • 太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーは、無尽蔵で枯渇の心配もなく、地球温暖化の原因となるCO2を増やさない。
  • クリーンエネルギー自動車等の従来型エネルギーの新利用形態は、燃料として化石燃料を使うが、よりクリーンで効率的な利 用を実現している。
  • 新エネルギーの多くは地域分散型であり、需要地と近接しているため輸送によるエネルギー損失も低く抑えられる。
  • 太陽光発電は、電力需要量の最も多い昼間に多く発電するため、電力負荷平準化(ピークカット効果)に貢献する。
 

【各新エネルギーの導入状況】  

新エネの種類 導入状況
太陽光発電 平成5年度から15年度末までの間に、導入量は約36倍に拡大し、システム価格は約1/5まで低減したものの、発電コストは依然高い。
風力発電 立地条件によっては一定の事業採算性も認められ、導入量は過去3年問で約5倍。経済性、安定性 が課題。
廃棄物発電 地方自治体が中心に導入が進展。施設の立地に係る間題等が課題。
バイオマス発電 木屑、バガス(さとうきびの絞りかす)、汚泥が中心。近年、食品廃棄物から得られるメタンの利用も見られるが、依然、経済性が課題。
太陽熱利用 近年導入量が減少。経済性が課題。
廃棄物熱利用 熱供給事業による導入事例はあるものの、導入量は低い水準。
温度差エネルギー
バイオマス熱利用等 黒液廃材は新エネルギーの相当程度の割合を占める。
クリーンエネルギー自動車 ハイブリッド自動車、天然ガス自動車については、比較的順調に導入量が増加してきているものの、経済性、性能インフラ整備の面が課題。
天然ガスコージェネレーション 導入量は近年比較的順調に進展してきているが、高効率機器設備は、依然、経済性の面が課題。
燃料電池 りん酸形は減少。固体高分子形は実用化普及に向けて内外企業の開発競争が本格化。今後大規模な 導入を期待。
(注)導入量は「4.新たな新エネルギー導入目標」参照

 

【欧米譜国における状況】  

  
2000年度実績
2010年度目標
日本 4.8%* 7%程度
アメリカ 5.0% 6.90%
EU 6.0% 12.0%
(注)*日本の2000年度実績:資源エネルギー庁調べ。

 

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